異形鉄筋と丸鋼

『FPの家 H邸』

お盆休みを直前に控え、最後の追い込みをかけています。

今日の気温は、なんと39.9度。びっくりするような温度です。

でも湿度が思いのほか低く、わずかですが風も吹いているせいで、それほど暑くは感じません。

知らず知らずのうちに、汗でシャツはびっしょりって感じですけど・・・。

昨日に引き続き、鉄筋組みを行っています。

耐圧盤筋の2段目も完了しています。

開口補強筋も図面通りに入っています。

下の鉄筋と上の鉄筋の間にも、樹脂スペーサーを設置しています。

その間隔は1.0mですから、200mm間隔で配置した鉄筋5本毎に1個づつ設置する事になります。

また、鉄筋同士の結束は1本おきに行なっています。

写真では確認出来ないかもしれませんね。

写真は、立上り筋を結束している様子を撮ったものです。

電動結束機を使っていました。

鉄筋組みの工程は、今日一杯で終了する予定です。

ここで、鉄筋について簡単に説明したいと思います。

弊社が基礎に採用している鉄筋は『異形鉄筋』と呼ばれるものです。

太さは『D-10』・『D-13』・『D-16』の3種類あります。

写真左からD-10・D-13・D-16と並べてみました。太さの違いわかりますかね。

1.0m当たりの重量は、0.560kg・0.095kg・1.560kgとなっています。持つと結構違いますよ。

これを構造計算の上、部位に応じて使い分けている訳です。

異形鉄筋(いけいてっきん)は、建物の構造用材料のひとつで、圧延して表面に「リブ」や「節」と呼ばれる凹凸の突起を設けた棒状の鋼材です。

丸鋼に対して異形のため丸鋼と区別して呼ばれます。

棒鋼のものは異形棒鋼(いけいぼうこう)、コイル状に巻いた線材のものは異形コイル鉄筋(いけいコイルてっきん)ともいいます。

リブにより鋼材の表面積が増えるため、表面が平滑な同じ直径の丸鋼よりも引き抜きに抵抗する力が強いのが特長です。

他にも定着長が短くなる・定着のための加工が簡素化されるなどの利点があるため、現在では鉄筋コンクリート構造物等の構造用鉄筋として主流になっています。

設計図通りのものが入荷しているかどうかは、納品書・鋼材証明書で確認します。

 

また、設計図通りに鉄筋が配置されているかどうかは、瑕疵保険の検査員による『配筋検査』でチェックされます。

もちろん、自主検査だってしっかりと行います。ご安心ください。

現場は、明日から16日までの間休業となります。

翌17日は配筋検査を行い、翌18日は耐圧盤のコンクリートを打設する予定です。

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