養生しています。

雲は多いようですが、とりあえず晴天と言っていいでしょう。

日差しがジリジリと照り付けてきます。

気温は32.1℃、湿度は57.9%になっています。

日陰に入れば、それほどの暑さは感じません。でも日当たりが良い所は辛いですよね。

『FPの家 H邸』

只今、コンクリートの養生中です。雨養生のヒニールシートもきれいに外してあります。

天端に流したレベラーも、きれいに仕上がりました。

試しに型枠を外してみたところ、コンクリートの乾燥もバッチリですね。

このまま養生を続けます。

写真中央付近の基礎天端に十字の印が見えるでしょうか?

これは『土台墨』です。

つい今しがた大工さんが付けたばかりです。

基礎の回りに設置した遣り方貫の墨同士に水糸を張り、下げ振りを使ってマーキングしました。

基礎の4隅にマーキングし、土台敷きの時には、これを基に墨壷と墨糸を使って土台の墨を出します。

その後この墨に合わせて土台を敷きますが、その辺りの事は当日説明できればと考えています。

墨付が終わったら、遣り方を撤去します。

木ネジで留め付けた水平貫を外し、杭を引き抜きます。

遣り方があると、型枠の撤去や整地の際に障害となってしまいます。

午前中は、この作業を続け、その後は、引き続きコンクリートの養生を行います。

そもそもコンクリートの養生は、コンクリートを打設してから、硬化するまでの間に、適当な温度と湿気(水分)を与えて十分に硬化し、強度が十分発揮されるまで過度の衝撃や荷重を与えないようにしたり、また風雨、霜、日光などによるコンクリートの露出面の保護を目的に行います。


「コンクリートは生きものである」と言う方がいます。

圧縮強度を始めコンクリートに要求されるいろいろな性質を十分に発揮させるには、温度と水分の二つの栄養分が必要です。

特に初期に十分与えることが重要で、この事が人間の赤ちゃんを育てる時に似ている事から、こう言われているのかも知れませんね。

養生が終われば、型枠の撤去そして埋め戻し・整地作業を行います。

いよいよ、基礎工事も完了が近いですね。

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