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今日も良い天気ですね。
天気は晴れ
気温は31.2℃、湿度は63.7%でした。
写真の計測器、ケストレル4300と言います。
色々な機能があるので、重宝しています。
乾球温度や湿球温度、気圧や風速等々。色々と使えて便利ですよ。
例えば、絶対湿度を算出するためのデーターが簡単に出せます。
例えば今回の絶対湿度は23.29gH2O/m3。
湿球温度は25.7℃でした。
一般的に「湿度」という時は「相対湿度」を指していますが、別の表し方に「絶対湿度」があります。
相対湿度は、ある温度の空気中に含む事の出来る最大限の水分量に比べて、どの程度の水分を含んでいるのかを示す値です。
また絶対湿度は、1㎏の空気中に含まれる水蒸気の重量を示す値です。
空気を座席数が決まっている部屋と考えましょう。
この例では、最大で16人座ることが出来ますが、8席だけが埋まっています。
相対湿度は、座席数に対してどれだけの席が埋まっているかという「割合」になりますので、この場合、相対湿度は50%ということになります。
対して、絶対湿度は、実際に座っている人の数になりますので、1人を0.001kgとした場合、絶対湿度は0.008kg/kg’(=座っている人が8人)ということになります。
なおこの図の場合、座席は16席ですが、この座席数は温度によって変わります。
また、乾球温度計は何の加工も施していない温度計です。
乾球温度計の液だめに水を浸したガーゼを巻くなどして
通常よりも低い気温を示すようにしたものが湿球温度計です。
気温とは、乾球温度を指します。なぜなら、湿球温度計は通常正しい気温を指しません。
液だめで水が蒸発する分、低い温度を示すからです。
では湿球温度は何に使うのでしょうか。
湿球温度と乾球温度の差でどれくらい水が蒸発したのかということがわかります。
水は湿度が低いほどよく蒸発します。つまり、湿球温度と乾球温度の差で湿度がわかるのです。
人は暑い時、汗をかきます。汗が蒸発する事で体皮から気化熱が奪われ体温が下がるのです。湿度が高く汗が蒸発しにくい状態では、気化熱はそれほど奪われません。
ですから人が感じる温度により近い温度は、乾球温度ではなく湿球温度とも言えるでしょう。
人が快適と感じるかどうかを決める要素は以下の6つと言われます。
温度が低くても、湿度が高ければ快適とは言えません。反対に温度が高くても湿度が低ければ快適な場合もあるという事になります。放射も大きく関係しているんですが、これは感覚的に誰でもわかる事なので・・・。
こうした湿度や風、気温等と快適さの関係を感覚的に身に付けたくて、最近はケストレルを肌身離さず携帯しています。「蒸し暑いな」とか「割と涼しいな」なんて時に覗く事で、なんとなく空気の中の湿度の量がわかってくるような気がします。
目指せ!空気マスターなんてね・・・。
posted by Asset Red
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