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今日も晴天です。
気温:28.6℃/湿球温度:23.6℃
相対湿度:63.9%/絶対湿度:18.02g/m3
風速:0.9m/s
となっています。
日陰にいる分には普通に作業が出来る環境です。
でも、今日の作業は屋根の上となります。
太陽光が情け容赦なく降り注ぐ環境ですから、大変です。
まずは、FP遮断パネルをタルキ間に入れている様子からどうぞ・・・。
パネルをタルキ間に入れます。
パネルを上から叩きいれます。
タルキ間とパネルの隙間はわずか2mm足らず
タルキの下端とパネルの下端を合わせます。
パネルとタルキを釘で留め付けます。
今回の仕様は天井断熱です。
屋根直下の天井材の上にセルロースファイバー(25K)を400mm程度吹き込みます。
でも、母屋下がりの部分にはそれだけの厚さを吹く事が出来ません・・・。
その部分だけ、FP遮断パネルを施工する事にしました。
屋根の上から見ると、こんな感じになっています。
写真は通気層を起こしていない状態です。
緑色をしているのはアルミクラフト紙です。
左右の耳を持って上に引き上げると、通気層が出来る仕組みになっています。
パネルの木枠の上にある隙間が通気層です。
タルキの上端に野地合板を張ると、厚さ35ミリの2層通気層の出来上がりです。
アルミクラフト紙が熱線を反射し、暖められた空気は通気層を昇って換気棟から排出されます。
アルミクラフト紙の耳をタルキに留め付ければ、完成です。
日射の強い日になると、表面温度は70~80℃になると言われています。
生卵を落とせば、目玉焼きが出来そうですよね。
遮断パネルのイラストを見ると、より分かりやすいと思います。
平成25年基準の家(現行最高等級の家)の屋根からの熱の出入りは、冬5%夏6%なんだそうです。
断熱材のグレードを上げたり、日射遮蔽性能を高めたりして、もっとその比率を下げたいですよ。
実験によれば、遮断パネルの効果は17.2℃もあるそうです。
これって、屋根に通気層を採用した建物との比較ですから、通気層を設けていない屋根断熱の家であれば、その差は相当なものになることでしょう。
アルミの持つ『熱線反射性』って、本当に凄いですよね。
FPの家の断熱材は大きく分けると、3種類。
今回ご紹介した屋根用の遮断パネルと、壁用パネルに床用パネルです。
それぞれ、施工のタイミングでご紹介したいと思います。お楽しみに・・・。
そうそう、こんな事もしています。
外周部の梁には、金物用の座掘りがしてあります。
ここに金物を通し、しっかりと締め付けます。
その上から発砲ウレタンを充填し、熱橋対策を行っているんです。
北海道で生まれた『FPの家』は北海道品質の断熱・気密性能を実現する事が可能です。
折に触れ、こうした細やかな工夫もご紹介するつもりです。
高性能住宅のつくり方に興味のある方は必見だと思いますよ。
posted by Asset Red
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