5000年の歴史があるらしい・・・

最近お客様と話をしていると、感じる事があります。

以前にも増して『漆喰壁』への関心が高まっているなぁー。

我が家のリビングにも『カルクウォール』と言う西洋漆喰を自分で塗っています。

体感はどうなのか?

と聞かれれば、なんとなく良い気がする。

そう言えば湿気が少ないような・・・。

空気もキレイだと思うよ・・・。

試しに湿度を計測してみましたが、他の部屋と変わりありません。

当然ですよね。湿度はどこも同じになる特性があるんです。

だから漆喰が調湿しているとしても、家全体の湿度を下げてしまう為、漆喰部屋だけが快適になる訳ではないんです。

強アルカリだから、殺菌効果が高い・・・、だからどうなの?カビなんて生えないでしょ。高断熱・高気密住宅だし、計画換気が機能してるし・・・。

漆喰について書かれた本を読んでみました。

以下、加筆修正したものを転載します。

日本の家づくりには、昔から漆喰が使われてきました。

文化財に指定されている貴重な建物の白壁の多くは漆喰です。

だから漆喰と言えば日本の家の壁というイメージが浮かぶかもしれません。

でも、実は5000年前のエジプトでも使われていました。

ピラミッド内の墓にあった壁画の下地に漆喰が塗られているんです。

地中海の白い建物の壁も漆喰だし、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』や、ラファエロの『天子の壁画』の下地も漆喰です。

漆喰が何故、世界の人々に5000年にも渡って愛され続けたのか、その謎に迫りたいと思います。

漆喰の壁を仕上げる場合、わざと壁面に凹凸を付ける事により、壁の表面積が大きくなります。

傷を付けても補修をすれば気になりません。

漆喰自体は軟らかく優しい材質で、凹凸に触れても痛くありません。

静電気が発生しないせいか、10年経ってもこの凹凸にはほとんど埃が溜まりません。

テレビの後ろの壁も、埃が溜まらず清潔ですよ。

漆喰の原料は石灰(炭酸カルシウム)です。

それを焼いて生石灰にします。さらに水を吹きかけて消石灰にし、それが漆喰になります。

消石灰は、カルシウムと水素で出来ています。水酸基はマイナスイオンの塩基(アルカリ性)であり、残るのはカルシウムで骨の元になるような、人にやさしい成分元素です。

ビニールクロスは本来プラスチックです。柔らかさを出す為に『可塑剤』を添加している為、揮発する有機化合物は僅かな臭気を発し、人体にも影響を与えます。

体に優しい漆喰とビニールクロス、あまりの違いに驚くばかりです。

つづく・・・。

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  posted by Hoppy Red

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