せっせと気密施工をしています。

今日の天気は雨。

風速:0.5m/s

気温:25.20℃(湿球温度:21.70℃)

湿度:71.90%(絶対湿度:16.80g/kgDA)

これを元にして計算してみると、露点は19.77℃。体感気温は22.7℃。不快指数は75.32となります。

一般的に、気温25℃/湿度50%がちょうどいいそうです。

これを風速0.5m/sの時の体感温度にしてみると、21.3℃になります。

今日の体感温度は22.7℃でしたから、少しだけ高いようですね。

東京における湿球温度の上限は21.0℃です。これからみても少し暑い事になります。

日本人は、暑さに対する感覚が若干鈍いのか、不快指数が77になると不快に感じる人が出始め、85になると93%の人が暑さによる不快を感じると言われています。(一般的には、不快指数が75を越えると人口の一割が不快になり、80を越えると全員が不快になるそうです。)

不快指数的には、まだまだ我慢できるレベルのようですね。

今日の気候、あなたはどう感じますか?

さて、今日の『FPの家 H邸』です。

バルコニーのFRP防水工事及び屋根工事を行う予定でしたが、生憎の天気です。延期する事になりました。

2階ネダノン合板の上に敷く『制振ゴム』および、1階天井の上に載せる『吸音材』が入荷しましたが、これらの施工はもうしばらく先になりそうです。

 

制振ゴム・・・厚さ6.0mmのフェルトとアスファルト系シートの複合材です。

 

吸音材・・・厚さ50mmのポリエチレン繊維(PET再生品)です。

その施工の様子や採用するメリットは、後日ご報告したいと思います。

1・2階それぞれに分かれ、大工さんが行っているのは昨日に引き続き『断熱欠損部へのウレタン処理』と『アルミ気密テープによる気密処理』です。

こくな感じで、黙々と作業を進めています。

昨日の写真では、はっきり見る事の出来なかった『金物の気密処理』は、こんな感じです。

配管回りの気密処理です。

筋交および柱脚金物・筋交金物の気密処理です。

2階、屋根直下の天井です。

上の写真は、金物を取り付ける為に出来た断熱欠損部に、ウレタンを吹き付けたところです。

この後、平らに切削しアルミ気密テープを貼ります。

まだまだ、こうした作業は続きます。

ベージュ色のFPパネルと構造材、それらを繋ぐ銀色のアルミテープが彩るFPワールドを是非ご覧ください。

9月25日の『構造現場見学会』に向けて、ウレタン・気密処理をせっせと行います。

現場状況の報告はここまでにして、高断熱住宅における『高気密』の必要性を書きたいと思います。

 

上のイラストは高性能住宅の条件を表したものです。

その条件とは、以下の通りになります。

高断熱・・・熱損失を防ぎ、少ないエネルギーで室内を適正な温度に保ちます。

高気密・・・隙間からの熱損失や、構造体内部への水蒸気の流入を防ぎ、換気を計画的に行えるようにします。

計画換気・・・温度を適切に保ちながら空気を清浄にする為に、必要最低限の換気を計画的かつ継続・安定的に行います。

全室同温度・・・住宅内の全室を温度差の無い快適な環境とし、ヒートショックや表面結露を防ぎます。

蓄熱・保温・・・高断熱・高気密化する事により、快適な温度を床材や壁材等の仕上材に蓄熱・保温し、外気温度に影響されにくい室内環境をつくります。

以上の条件を満たし、バランス良く機能していなければ、本当の高性能住宅とは言えません。

また、これらの機能を長期間に渡って維持する事も絶対条件になるでしょう。

建物の耐久性は湿気や水分に関係しています。

建物自体の壁内部への水蒸気の流入を防がなければ、結露による腐朽を防ぐ事はできません。

気密性を高める事で得る事の出来るメリットは以下の通りです。

1.健康で快適な居住空間を実現する事が出来ます。

気密性を高める事によって、隙間からの空気の出入り(漏気と言います。)が無くなります。

室内での上下の温度差や家の中の温度ムラを小さくする事で、快適な暮らしの実現が可能となります。

2.計画的な換気をする事が出来ます。

建物を気密化するという事は、計画的に換気を行えるようにする事と同じです。

実を言うと気密化とは建物を密閉するのではなく、空気の出入り口を明確にする事なんです。

計画換気による必要換気量の制御や、換気経路の明確化は、空気の出入り口を明確にする事で可能となります。

逆を言えば、室内で発生した臭いや二酸化炭素、水蒸気等の汚染物質を効率よく排出する為には、気密性を高めなれればならないという事になります。

3.壁内結露の防止が出来ます。

建物の壁に隙間があると、水蒸気がその中に入り込んで結露を生じます。

壁内結露は断熱材や構造材を濡らし、腐らせ、家の耐久性を低下させます。

気密性を高める事は、壁内への水蒸気流入を防ぎ、壁内結露を発生させない事で、断熱材の効果を維持し、建物の耐久性を損なわないという大きな役割を果たすのです。http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=bc38015a2c8a982c073c48382c6bc198&p=1&disp=50

4.熱損失を少なく出来ます。

気密性が低いと隙間からの換気量も多くなり、それだけ逃げる熱も多くなります。

上の表は、気密性能と平均風速による換気回数を表したものになります。

換気回数とは、一時間当たりの家全体の空気を外の新鮮空気と入れ替える回数を言います。

例えば、換気回数が0.5回/hであれば、2時間で家中の空気が入れ替わる事を示します。

せっかく冷暖房した空気ですから、なるべく捨てたくはないですよね。

どんなに断熱材を厚くしても、断熱層内に空気の出入り(漏気)があると、断熱効果は著しく減少し、熱損失は大きくなります。

最後に、気密性と断熱性の組合せによるそれぞれの効果をまとめた図を挙げてみました。

やっぱり断熱性と気密性は切っても切れない関係なんですよね。

気密性の重要性はご理解戴けたと思います。

では、建物の気密性はどの程度必要なんでしょうか。

建物の気密性を示す値に『C値』があります。

C値で言えば、ズバリ『0.5cm2/m2』以下を目指すべきだと思います。

その理由は色々ありますが、もし良かったら過去のブログを探してみてください。

大変かもしれませんね・・・。 

 

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