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生憎の天気ですね。
午後からは雨も上がるとの事。
外回りの作業が出来ず、本当に困っています。
期待しましょう。
『FPの家 H邸』
現場の状況は、着々と進んでいます。
でもこの時期は地味な作業が多く、あまり作業が進んでいるように見えないんですよね・・・。
いつサイディング屋さんが来てもいいように、軒天の下地はバッチリ完了しています。
いつもであれば、通気胴縁の取付が完了してから、その上に野縁を組み通気層を確保しています。
今回は、通気層分のパッキンを取付け、通気層を確保しつつ野縁を組んでみました。
写真は、2階天井に設置された『気密断熱点検口』です。
一般的な点検口とは違い、点検口自体に断熱性と気密性が担保されています。
小屋裏から撮った写真です。
EPS製の断熱枠が300ミリほど立ち上がっています。
弊社の場合は、この外側にベニヤを用いてさらに立上りを取る必要があります。
何故ならば天井PBから400ミリの厚さのセルロースファイバーを吹き込むからです。
セルロースファイバーは経年で段々と沈降します。
吹き込み当初はそれを見越して600~700ミリ位の厚さを吹く事になります。
点検口を開けた時、その周りにある吹き込まれた断熱材が崩れ落ちて来たんじゃしゃれになりません。
枠の内側には写真の断熱蓋がすっぽり嵌るようになっています。
EPS製の断熱蓋は上下2つに分かれていて、上蓋は枠の上に嵌め込みます。
下蓋は枠の下から押し込みます。
それぞれの縁には黒いパッキン材がついていて、枠に押し付けられるしくみになっています。
そして最後に、EPS製のダイヤルを下蓋の穴から差し込み、上蓋の穴に入れ、回す事で上下の蓋をしっかりと密着固定する事が出来ます。
北海道仕様の高断熱・高気密天井点検口は、隠れた気密施工のエースでもあります。
ついでに天井に貼られたPBと天井野縁の間に貼られたオレンジ色の『防湿・気密シート』の様子も撮ってみました。
ここを貫通する配線等の穴は、ウレタンでしっかり塞がれています。
もちろん、気密テープの処理もバッチリです。
制振ゴムの敷き込みも始まりました。
写真は壁下地の補強の様子です。
合板や木の端材を図面の位置に、取り付けます。
この上からPBを貼る事で、耐火被覆を途切れさせる事はありません。
金物のウレタン処理も始まりました。
次回の見学会の際には見えなくなってしまう所ばかりですが、地味にコツコツ、真面目に施工しています。