隙間の話

おはようございます。

今日はアセットフォーもお休みです。

3連休最終日は晴天となりそうですね。

何やら、私の地元川口で地酒フェスが行われるらしい・・・。

万難を排して、地域活動をこの目で見て、出来る事なら応援したい・・・。

地域にお金を落とすことも大切ですよね。

「単に飲みたいだけだろ!」

なんて厳しいお言葉が飛んできそうですね・・・。

奥方に相談しなくては・・・。

さて、昨日の気密測定のおさらいをしたいと思います。

今回の建物の実質床面積は100.74㎡

気積は233.14m3

総相当隙間面積は21㎠(4.6cm角)

隙間特性値(n値)は1.43

相当隙間面積(C値)は0.20㎠/㎡

50Pa時のACH(換気回数)は0.44回/h

となっていました。

じつは私自身、隙間特性値と50Pa時のACHについてはあまり詳しくありません。

後者に至っては最近参加したセミナーで知ったばかりなんです。(面目ない・・・。)

理屈はわかりましたが、どの位の数値であれば良いのかが、まだわからないんです。

今回はネットを検索して、その答えを探してみたいと思いました。

ふるかわしげひろ氏という、住まい環境プランニング代表のブログを一部抜粋・加筆・修正してご紹介します。

n値は、気密測定を行った建物の気密施工の状況と、どんな隙間の空き方をしているかを知ることができる値となります。

気密測定した際に、このn値を読み取ることで隙間が何処にあるのかを探すことは無理にしても、気密性能を上げる目安になります。

測定結果の隙間特性値は1.43となっています。これは何を意味するのでしょうか。

ここで問題とされるのは隙間の合計面積ではなく、それぞれの隙間の大きさです。

超高気密住宅には小さな隙間が少なくあり、気密の低い住宅には大きな隙間が多数ある傾向にあります。

つまり気密を高めるためには、ひとつひとつの隙間の大きさ(特性といいます。)を確認する必要があるという事です。

n値がその隙間の特性を示す値です。この値が2に近づくほど隙間は大きくなり、1に近づくほど隙間は小さいことを意味しています。

大きい場合は施工ミスが原因ですから、怪しい部分を再確認して気密施工を確実にすれば数値が下がる事になります。

一般的には、n値1.0~1.5以内が合格ラインとなっているようですね。

ちなみにRC住宅のn値は1.5前後になるようです。

気密測定の際にはC値の小ささで性能の良し悪しを判断しますが、このn値を読み取ることで隙間の大小、あるいは隙間が施工ミスを見つけることができるようになります。

次に、50Pa時のACHについてです。測定結果は0.44回/hとなっていました。

これは家が時速35~40kmで走った時(50Pa時の圧力表現)に、自然に換気が行われる回数をあらわしたものです。

ちなみにこれは、凄い台風時に起きるか起きないかというレベルの圧力値です。

内外気圧差50PaにおけるACH(漏気回数)は、スウェーデン建築基準(3.0回/50Pa)・カナダR-2000住宅基準(1.5回/50Pa)となっているようです。(別の方のブログを見ると、日本の気密性能でいうと、C値0.3㎠/㎡くらいにあたるそうですよ。)ちなみにドイツのパッシブハウスにおける基準値は0.6回以下になっているそうです。

この数値を見ることも、ひとつの目安となるでしょう。

とりあえず、どちらも合格点はいただけそうですね。

でも別のブログでは、「隙間特性値が1.4程度ではまだまだ気密施工を徹底する必要のあるレベルである。」なんて書かれてもいました。

もっと頑張らなくてはいけないようですね。

玄関ドアの養生ダンボールを外して測定すれば良かったな。

そうすれば、隙間特性値もC値も絶対向上するはず・・・。

でも測定後に再度養生するのも大変だし、他の現場だってこの条件でやっているわけだし・・・。

少しだけ悔いが残ります。

いずれにしても、自慢できるレベルの気密性能であるのは間違いないようですね。

それにしても奥が深いですよね。気密施工って・・・。

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  posted by Hoppy Red

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