どんどんと形が見えてきました。

『FPの家 H邸』 
木工完了に向けて、最後の追い込みをしています。
弊社の建物は、あまり天井廻縁を使用しません。
壁と天井を突き付けて納め、どちらかと言えばスッキリとした感じに仕上げる事が多いですね。
時々使用する場合は、壁や天井に漆喰などを塗る時でしょうか。
でも今回は、H様のたっての希望で取り付ける事になりました
たまに見ると、いいもんですね。
昔は天井廻縁を取り付けるのが一般的でした。
すこしゴツイ気がしますが、色の濃い造作材を使う場合には良いかも知れませんね
ただ、モヤ下がりなど勾配天井と平らな天井が混在する場合には、納まりに工夫が必要となります。
今回は写真のように納めましたが、色々と迷う事が多いんですよね・・・。
玄関収納の取付も始まりました。
台輪を載せるために養生の一部剥がしたので、玄関框と無垢フローリングの様子が少しだけ見えました。
中々良い感じですよね。
巾木といわれる床と壁の取合い部に取り付ける板を留め付けたり、階段の手摺壁上部に笠木を取り付けたり・・・。
細かい作業が続きます。
室内ドアの枠も取付が終わりました。
一面ベージュ色をした石膏ボードという風景にも、濃茶色のアクセントが加わり現場も少しだけ華やかになった気がします。
 
今回は『石膏ボード』について書かれたものをご紹介します。
吉野石膏のHPから抜粋させて戴きました。

住宅で火災が発生すると、通常は火災発生5~10分程度で室内温度が500℃に達します。
さらにフラッシュオーバーと呼ばれる現象が起こると、瞬く間に室内温度は1000℃にまで達します。

特に台所などの火を使う場所では、フラッシュオーバー現象の遅延や温度上昇に抵抗するような『燃えない・燃えにくい材料』を使わなければなりません。

建築基準法では、この材料を防火材料と呼び、使う場所を規定しています。

このような制限を『内装制限』といいますが、これより避難路および避難時間を確保するわけです。 

火災はフラッシュオーバーを経て1000℃の温度で燃えつづけ、燃え広がろうとします。

この建物内の延焼を防止したり、炎による建物の崩壊を防止するために、耐火性能のある壁や耐火性能のある材料で柱などを覆い守る必要があります。

ある部屋で火災が起きた場合、石膏ボードは隣の部屋への燃え移りを防ぐ事ができます。

そのメカニズムは独特です。

石膏ボードには、20%もの結晶水が含まれています。

これが火にさらされるとボード内部で蒸発し、その蒸発作用によって温度上昇を抑え、耐火性を発揮します。

 

耐火とは『建物の部位の耐久性』により、その建物の中の人間の安全を確保し、さらには『建物内の延焼を防止』する事を言い、これに対し防火とは、『隣の家の火災などから火が移らないようにする性能』を言います。つまり建物間の延焼を防止する性能です。

いずれにしても石膏ボードを使用する事で建物の火災に対する心配を減らす事が出来るという事ですよね。

最近ではホルマリンの吸着性能を持たせた製品や、より耐震強度を大きくした製品も増えています

石膏ボードの可能性はまだまだ広がりそうですね。

 

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posted by Asset Red

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