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『FPの家 I邸』
2面道路の敷地です。
一方は中学校に面した比較的交通量の多い道。
もう一方は屋にある駐車場や民家へのアプローチ道路です。
時々宅配便の方や、近所の方が出入りしています。
今日はどちらの道も通行止めとなりましたので、現場作業はお休みです。
昨日報告しなかった部分を少しだけアップします。
外枠の上部がコンクリートの重さで外側に孕まないよう、タルキで控えを取っている様子です。
こちらは、地中梁筋と外枠の間にスペーサーブロックを配置したところです。
立上り筋のフック部分です。
フックを設けずに切りっ放しの縦筋だけの現場もあるようですが、原則フックは必要です。
ご注意を!
上の写真に写っているドーナツ状のスペーサーは、鉄筋と外枠の間隔を確保する為に設けてあります。
耐圧盤の打設が終了次第、取り外してしまう仮設のスペーサーといったところでしょうか。
こちらの写真は鉄筋下端にスペーサーブロックを置いたところです。
捨てコン及び外枠から最低60mmは間隔(かぶり厚さ)を確保しないとなりません。
高耐久基礎をつくるのもなかなか大変です。
昨日に引き続き今日の写真も土曜日の作業後を写したものです。
基礎屋さんのメンバーは、作業場で鉄筋加工などを行っています。
私はというと、現場近くの警察署に『道路使用許可書』を提出に行きました。
コンクリートの打設に当たって、敷地内に生コン車やポンプ車の駐車が出来ないため、前面道路にそれらを停めた状態でコンクリートの打設を行う事を許可してもらう届出です。
原則として、片側通行が可能な事。
道路使用時には交通誘導員を配置し、歩行者や自動車等を安全に誘導する事を条件に認めてもらいます。
付近の見取り図を用意し、使用したい場所を書き込みます。
通行に支障をきたす恐れがある区間や迂回路が必要な場合はそれを書き込む必要もあります。
今回は、片側通行が可能な幅員を残しての使用だったので、誘導員×2名を配置する事で了承を戴けました。
道路が狭く、片側通行が出来ない場合は大事になります。
事前に周辺の方に告知したり、進入禁止のカラーコーンを配置したり、迂回路には案内板や誘導員を配置する必要があります。
通行禁止区間に駐車場がある場合には代替駐車場の用意まで指導されるケースもあるんですよ。
使用期間は10月29日からの一週間です。時間は午前9時から午後5時までとなります。
実際に使用するのは、耐圧盤のコンクリートを打設する10月29日と、立上りコンクリートを打設する11月4日の2日間ですが、通常は1週間の幅で許可を取っています。日程変更する場合もありますからね。
たまにはお金の話を書いてみましょう。
ちなみに2名×2日間分の誘導員の人件費
許可申請書類の作成費(1時間位)
所轄警察署での申請及び受理手数料(行き返り時間を含めて各1時間程度)
コインパーキング代×2回分
許可申請に伴う納付金
を合計すると、実費で80,300円程度かかります。
これが、最低でも足場架設および材料搬入・建て方の際に1回。足場解体の際にも1回必要となります。
結構バカにならない金額ですよね。
工事車両用の駐車場だって、1台当たり2.0~3.0万円。それを3台×4箇月借りれば24.0~36.0万円+敷金+礼金+手数料なんて事になってしまいます。
建物近くに搬入車両が近づけなければ、小運搬費用だってかかります。隣棟間隔が小さい地域では近隣対策費用が必要になるケースだってあり得ますからね。
建物本体に掛かる費用の他に、こうした仮設費用が必要となります。
これらは原則、建て主負担が当たり前。もっともこうした名称を見積もり書に計上するかどうかは各社各様のようですね。
弊社ではきちんと実費にて請求させていただきます。
市街地においては思った以上に高額ですから、事前の調査が重要ですよね。
FPの家 I邸の基礎工事は明日から再開する予定です。
今のところ、瑕疵保険会社による配筋検査の予定は10月28日
コンクリートの打設は良く29日となっています。
posted by Asset Red
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