先行配管

『FPの家 I邸』

先行配管を行っています。

とにかく隣地との空きが少ない現場なので、建物が建ってしまう前にやっておきたい作業がありました。

それが『外部給排水の先行配管工事』です。

一般的には雨樋の取付が完了し、建物廻りの足場が撤去されてから行われる『外部給排水の配管工事』ですが

建物と隣地境界線の間の距離が小さい場合には、上棟作業前に完了させるケースもあります。

これを先行配管と言っていますが、メリットとしては作業が行いやすい点が挙げられます。

逆にデメリットとしては、

配管の上に足場が乗ってしまい配管につけられた水勾配が狂ってしまう事がある。

外構計画も含めて雨樋の位置等を事前に決めておく必要があり、変更すると配管をやり直す事になりかねない。

等があります。

普段はあまり行わない先行配管ですが、今回ばかりは設備屋さんも積極的に協力してくれました。

作業の様子はこんな感じです。

まずは水道メーターの位置をご覧ください。

左の土間コンクリートが隣地境界ギリギリになっています。

境界ブロックも立てられない位の近接振りです。

メーター左の黄色い管はガス管です。ガス配管の際は水道メーターの下を潜らせる必要がありそうですね。

こんな感じに配管していきます。

先日防水モルタルを塗った基礎立ち上がりですが、止むを得ず水道配管を貫通させなければならない箇所もあります。

そうした所には、シーリング材を基礎の内外からしっかりと充填しておきます。

配管後、埋め戻しを行っているところを撮影しました。

基礎の中にブルーシートを敷き、そこに掘った土を仮置きしておきます。

建物を建てた後であれば、スコップに乗せたまま道路側まで運ばなければなりません。

一輪車も入りませんからね・・・。

埋め戻しが終わったところです。

敷石は10cmほど敷地境界線よりも引っ込んで設置してありますので、スコップで引っかける事もなく作業が進められました。

こちらが、一番広い面です。

一番小さいユンボのバケットが入るので、こちらは割とスムーズに作業が出来ました。

今週の木曜日に土台敷きを行います。

金曜日は先行足場の架設と荷受けを行い

土曜日が建前です。

道路使用許可の申請書を本日、所轄の警察署に届けてきました。

I様、いよいよ上棟ですね。

当日は気持ちの良い晴天でありますように!

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