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『FPの家 I邸』
生憎の雨でしたが、昨日無事に上棟しました。
変形狭小地(約18坪)に建つ3階建て、認定低炭素住宅です。
道路斜線や高度地区斜線を掻い潜って、めいいっぱい建てました。
雨の中の建前はこんな感じです。
前面道路にポターンという電動ラフターを据付ました。
敷地に余裕がない為、足場にステージを作りそこに材料を置いています。
ステージ下での作業は材料を吊り上げる事が出来ない為、作業性は多少悪くなります。
ステージ上の材料を全て施工してから、ステージを解体。
その後、次の作業に取り掛かるイメージです。
今回は、耐震性を高めるための新兵器を採用しました。
芯々350mmの柱間に厚さ12mmの構造用合板が組み込まれ、特殊な接合具で留めつけられた構造体です。
『パルテノン』と言います。大スパン開口を実現できる耐力壁、2002年耐力壁ジャパンカップトーナメントで優勝を果たした製品です。
その壁倍率は7倍相当(短期許容せん断力4.8KN)、3尺幅の2.5倍耐力壁を上回る耐力を有しています。
ビルトインガレージを設計する際には、力強いアイテムです。
幅が350mmしかありませんから、梁の両端に取り付ける事で『簡易木造ラーメン』としても使用可能です。
午前中かけて、ようやく2階床梁の施工が完了しました。
予想以上に時間がかかってしまいました。
私はここで一旦現場を離れましたが、現場ではその後も建て方作業を継続していました。
作業が終わったのは、6時です。
辺りもすっかり暗くなってしまい、写真も撮ることができませんでした。
以下、本日の様子をお見せします。
3階に置かれた『FP遮断パネル』です。
屋根タルキを施工する際に、すぐ取り付けられるように上に上げておきます。
小屋組の様子です。
下屋部分の斜め梁もきれいに納まっています。
向上で正寸カットされている『プレカットタルキ』です。
図面通りに配置するだけで、加工の必要がありません。
複雑な納まりが多いのも、建て方に時間が掛かった原因でしょう。
床梁を下から見たところです。
確認表示板も目立つ所に移しました。
イメージシートもばっちりです。
青い養生シートは、敷地いっぱいに垂れ下がっています。
お隣の出窓に触れてしまうのではないかと、心配しましたがなんとかクリアですね。
月曜日から、木工事が始まります。
進み具合は毎日レポートさせていただきます。
お楽しみに!
大工さん、足場屋さん、お疲れ様でした。
今日はゆっくりお休みください。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分