柱頭・柱脚金物の取付を始めました。

昨日の雪が嘘のような、良い天気ですね。

でも、寒いですよ-。

『FPの家 I邸』

屋根の雪は、まだ融けていません。

今日の日差しで融けてくれるといいんですけど・・・。

現場では、柱頭・柱脚金物の取付を開始しました。

写真はシークホールダウン/C-HD1520という金物です。

短期基準引張耐力は23.0KN(N値は4.3以下)となっています。

こちらの写真はホールダウンコーナー10KN用という金物。

短期基準引張耐力は、中柱の場合13.5KN(N値は2.5以下)/隅柱の場合は12.4KN(N値は2.3以下)となっています。

どちらも柱頭・柱脚金物と言いますが、こうした括りの金物(接合金具)は各社各様かなりの種類が出回っています。

それぞれの耐力に応じた金物を選択し、その取付方法に従う必要があります。

上のイラストは、地震や風などの水平力が建物に加わった時のイメージです。

筋違の取り付いた柱に上向きの力・下向きの力が加わり、柱と土台・梁を引き離そうとする力が生まれます。

この時の力を

①告示(平成12建告第1460号)の仕様

②N値計算法

のいずれかを選択し、接合方法を決定しなければなりません。

その時に関わってくるのが、壁倍率です。

2倍筋違とか4倍筋違という言葉を聞いた事があると思います。

倍率が高い壁ほど、壁の長さを短くする事が出来ます。

開口部を大きく取りたい時などは、壁倍率の高い壁が欲しいですよね。

でも、上のイラストのように壁倍率の高い壁を使用するとより耐力の大きな接合金具が必要となるんです。

弊社では、許容応力度計算により柱の引き抜き力を算定、それにより接合具を決めています。

接合具はより小さく、少ない方が断熱・気密施工の際には有利となります。

この辺りの事もよくよく考えて、耐力壁の配置を決定するのが理想的なんですよね。

中々難しい事ではあるんですけど・・・。

大工さんが何気なく行っている金物の取付、じつは構造計算がからんでいたんですね。

ただ取り付ければ良いというものでもありませんし、取付方法も決められた通りにしなければなりません。

釘やビスの種類や留付本数も決まっているんですよ。

構造図や計算書の通りかどうかをチェックするのも、意外と大変です。

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