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昨日のブログをFBに投稿したところ、そのリーチの数にびっくりしてしまいました。
中にはシェアをしてくれる奇特な人もいた位です。
『FPウレタン断熱パネル』に注目している人の多さを、改めて思い知りましたね。
大多数の方は関係者の方ばかりなんだろーなー。
少しでもいいんです。
一般の方に興味を持ったいただけたらなーと思います。
そして、FPの家を知ってもらえたら・・・。
間違った断熱施工を知ってもらうだけでも意味があるかなぁー、とも考えています。
今回も、壁パネルを中心にFPの家の断熱施工について書かせていただきます。
壁パネルの写真です。
何種類もの巾のパネルが見えるでしょうか?
パネル専用工場にてサイズオーダーが可能な為、柱間の寸法に合わせてピッタリの寸法のパネルが現場に搬入されます。
パネルの4辺のうち、柱に当たる2辺には軟質ウレタン製のスポンジが貼られています。
パネルの寸法は、以下の通りです。
長さ方向・・・梁-胴差し間の寸法±0mm(ピッタリ)
巾方向・・・柱-柱間の寸法-2mm(少しだけクリアランス有り)
パネルに貼ったスポンジの厚さは3mm位でしょうか?
この分を加えると、4mmほど大きくなっちゃうんですよね。スポンジは潰れるから問題ないけど・・・。
これを柱間に当て、そのまま真っ直ぐに掛け矢で叩き入れればピッタリと納まります。
叩き入れる作業は大変だし、音もうるさいので近隣にも配慮が必要となります。
でも、柱間に納まったパネルを見るときれいですよ。
上の写真は、窓開口の下側に嵌めた壁パネルの上端を撮ったものです。
柱とパネルがピッタリとくっついているのがわかります。
壁パネルは4辺の枠材および間柱に国産杉を採用しています。
筋違が入る場合と入らない場合がありますが、枠材および間柱にクラフト紙を貼り、その間に硬質ウレタンフォームを充填します。
イラストにはありませんが、パネルが反応熱で反ってしまわないように、間柱に直行する方向に桟木も入っています。
写真はパネルを現場にてカットした断面です。
桟木の小口とウレタンが隙間なく接着しているのが、良くわかります。
こちらの写真は枠材とウレタンがピッタリとくっ付いている様子を撮ってみました。
ご存知でしょうか?
硬質ウレタンフォームには、他の断熱材料にはない『自己接着性』という優れた特長があります。
これは、接着剤を使わなくとも金属・合板・コンクリート等の対象物表面に直接発泡することにより、対象物に強く接着した断熱層をつくることが出来るということです。
ウレタンの自己接着性に関する、面白い動画を見つけました。
よろしければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=B5WDrCFKcmc
この仕組みを利用して、FPウレタン断熱パネルは作られています。
築17年を経過し、建て直す事になったFPの家の断熱材を試験場に持ち込み、断熱性能や自己接着性能の経年劣化を測定した事があるのをご存知ですか?
その様子は動画で見る事も出来ますので、是非ご自分の目でご確認ください。
その時の測定によれば、FPウレタン断熱パネルの断熱性能および自己接着性能の経年劣化は認められませんでした。
つまり、17年程度ではFPの家の性能は何ら変わらないという事です。
壁パネルを取り付ける前の躯体を撮ってみました。
お気づきでしょうか?
プレカットによる構造の加工を行う場合、間柱の欠き込みが当たり前に行われています。
他から転用した写真です。丸印内にある溝が間柱欠きとなります。
この部分に間柱先端を嵌め込み、釘で固定します。現場の施工性を考えて彫られているようですね。
許容応力度計算で安全を確認しないと、写真のように梁が破断する!なんて記事もありますが
壁パネルを取り付ける場合は、間柱欠きも要らないんですよね。
壁パネルの耐震強度はすでに国交省で認定されていますが、
こんな所でも耐震的だったりします。凄いでしょ?
一連の写真は、建物外周部の梁に開けられた『座彫り』部分にウレタンを充填し、切削したところを撮ったものです。
壁パネルと柱脚金物との取り合い部や2階床パネルと構造金物との取り合い部なども、同じような断熱処理を行います。
この後、アルミテープによる気密・防湿施工ももちろん行います。
パネルの性能が良いからこそ、こうした細やかな施工も求められます。
細やかな施工を当たり前に行う事が出来る工務店でなければ、高性能住宅はつくれません!
次回も、そのあたりの事が書ければ・・・。
と思います。
お楽しみに・・・。
posted by Asset Red
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