断熱サッシ納品です。

気持ち良い天気ですね。

練馬・板橋は快晴です。

『FPの家 I邸』

断熱サッシが納品されました。

標準的に『防火樹脂サッシ』を提案している弊社ではありますが、今回採用したのは『防火樹脂-アルミ複合サッシ』です。

従来のサッシはアルミ製です。もちろん単板ガラスになっています。

外気温度と室内温度に差があると、結露でビショビショ、窓近くがゾクゾクして寒いサッシです。

でも、最近の『住まいの高断熱化』への動向を反映していわゆる『断熱サッシ』が増えているようですね。

ガラスはペアガラス、中にはLow-Eガラスやアルゴンガス入りガラスを使った物まであります。

フレームは樹脂だったり、樹脂とアルミを嵌合したり、木製もあります。

いずれのサッシを使っても、従来のサッシに比べれば随分と断熱性能は向上しています。

ご存知でしょうか?

世界では樹脂サッシが一般的なんですって。


イラストは樹脂サッシの普及率を示したものです。

日本の15%に比べると、お隣の中国は22%、ドイツは60%、アメリカは67%となっています。

この他に先程挙げた木製窓や樹脂-アルミ複合窓、木-アルミ複合窓がありますが、アルミ窓を採用している国はほぼ無いそうです。

最近では、アルミとアルミの間に大きな樹脂を嵌合し、従来のアルミ-アルミ嵌合サッシと比較して断熱性を高めたサッシも増えてきたようですね。

ちなみに窓の性能基準を比較してみると、以下のようになります。

残念ながら、日本の窓の断熱性能はダントツに悪いんですよね・・・。

窓メーカーに頑張ってもらうしかありませんが、窓を購入する側も、より高性能な窓を選択するように習慣を改める必要もありそうです。

日本の国土の大半は温帯に位置します。

全国の都市で一年を通じて温度変化が大きいのが特徴です。

グラフを見ると、日本より緯度が高く環境先進国であるドイツの都市ミュンヘンと比べて、日本の多くの都市で夏はより暑く、冬はより寒い事がわかります。

つまり日本の冬は私達が思っている以上に寒く、より厳しいのです。

私達の身の回りにある物質で熱伝導率の高いものといえば、金・銀・銅が知られています。

でも実はアルミもそれらに匹敵するほど熱伝導率が高いのです。

一般的に住宅用・建築用として使われている材料の中でも鉄・ステンレスと比較すると、アルミは遥かに高い伝導率を示します。

一方、樹脂の熱伝導率はアルミなどに比べて極めて低く、高い断熱性を持っています。

つまりアルミサッシを使わないという選択は、快適で健康な暮らしを実現するために必要不可欠という事です。

最後に不慮の溺死および溺死による死亡人数の国際比較というグラフを挙げてみました。

対象は75歳以上、人工10万人あたりの死亡者数を示しています。

これはヒートショックによる心筋梗塞や脳梗塞が原因とになったと考えられる浴室での溺死を国際的に比較したものとなります。

日本人の浴槽に浸かるという週刊によるところも多いのですが、住宅の断熱性が低い事も大いに関係していると思われます。

やっぱり、窓の性能は高めたいですよね。

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