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『エコガラス』
ご存知でしょうか?
普通のガラスと、どう違うと思いますか?
エコガラスは、複層ガラスの内側に特殊な金属膜(Low-E膜)をコーティングして断熱性能を高めた『Low-E複層ガラス』です。
でも、全てのLow-E複層ガラスがこう呼ばれる訳ではありません。
旭硝子㈱・日本板硝子㈱・セントラル硝子㈱の3大ガラスメーカーによる製品に対してだけつけられた愛称なんです。
その断熱性能は、なんと一般的な複層ガラスの約1.7倍、一枚ガラスの約3.5倍にもなります。
窓ガラスから出入りする熱をしっかりと防ぎ、室内環境を快適に保ちます。
複層ガラスのしくみは、こうなっています。
2枚のガラスで中空層を作ったガラスです。
間に挟まれた乾燥空気によって、1枚ガラスよりも断熱性能を向上させています。
そしてエコガラスの仕組みは、こうなっています。
複層ガラスの内側に熱の伝わりを抑える特殊な金属膜『Low-E(Low-Emissivity=低放射)膜』をコーティングし、複層ガラスよりも断熱性能を向上させています。
そんなエコガラスには、『日射取得型』と『日射遮蔽型』の2タイプあるんです。
前者は、しっかりと断熱しつつポカポカした太陽の暖かさを取り込んで、お部屋に陽だまりを作ります。
冬型エコガラスなんて言われることもありますよ。
そして後者は、ガラスに当たる日射熱を遮り、明るさだけを室内に導きます。
こちらは夏型エコガラスなんて言われます。
正確の違う2つのエコガラス、使い分けるコツがあります。
主なポイントは
窓の方角や位置
軒や庇の状態と隣家との関係
等々・・・。
以下に例を挙げてみます。
南向きの大きな窓は、多くの住まい手の共通の願いです。
ここでは庇や軒のあるなしがエコガラスの使い分けのカギとなります。
南向きの窓に一定の深さの軒や庇、またはバルコニーなどが張り出していると、太陽高度が高くなる夏は日差しが遮られ窓に日差しが当たることはありません。
逆に冬は太陽高度が低くなり、庇に邪魔されず直接窓に差し込んできます。
充分に庇があり、夏は日射が直接差し込まず冬は暖かな日差しが得られる窓ならば、日射取得型がお勧めです。
庇がない南面の窓の場合、温暖な地域では特に日射遮蔽型がお勧めです。
西向きの大きな窓は、低い角度で直接射す西日を通常の庇が遮りづらいため、窓ガラス自体で日射を跳ね返すのが効果的。
西隣に建物がなかったり、敷地が西に開いた傾斜地といった状況で選ぶなら、日射遮蔽型がお勧めです。
遮光カーテンやブラインドを使う方法もりますが、どちらも室内からの対策なので、熱の入り込み自体は避けられません。
日射取得型を使う場合は、窓の外側に緑のカーテンやすだれなどの遮蔽物をつれるのも効果的です。
日射のない北面の窓にもエコガラスは有効です。
エコガラスの断熱性能は高いので、外から伝わる冷気を防ぐことが可能です。
冬の夜、北向き窓が多い浴室や脱衣所などの冷えからご家族の身体を守ってくれるでしょう。
エコガラスで実現しましょう!
健康・快適・省エネな家づくり。
快適な住まいのカギを握るのは『窓』であり、『ガラス』です。
posted by Hoppy Red
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