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今年もいよいよ押し詰まって来ましたね。
『FPの家 H邸』
今年最後の構造現場見学会に向けて、ピッチを上げて作業を進めています。
月曜日に打設した玄関土間も、すっかりと固まっています。
1階部分の天井野縁も組み終わり、電気配線・換気配管が終わるのを待つばかりです。
写真は、天井裏に換気システムの本体を納めている様子を撮ったものです。
ここで問題が発生しました。
天井裏に通してある配線が邪魔で、本体がうまく納まりません。
梁の下端と天井野縁の間に100Φの換気ダクトを4本ほど通す必要があるんですが、ここを電線の束が横切っています。
早速、電線のルートを変えてもらいました。
壁に設けた下地補強の様子です。
石膏ボードの裏に予め、構造用合板を入れておきます。
窓枠を取付ています。
キッチンの床下地です。
CFシートを貼るために構造用合板を貼りました。
その下には、写真右にある『制振材(制震材ではありません。)』を挟んであります。
振動を防ぐ事で、床上で発生する『軽量衝撃音』を床下に伝えない防音建材です。
フローリングの下にも敷き込んでいます。
今回採用している無垢フローリングは、バーチ材とチーク材の2種類です。
写真はバーチ材を貼っている様子を撮りました。
緑色の部材は『パッキン』です。
フローリングには『実(さね)』と言われる出っ張りがあります。
フローリングの断面を示したイラストです。
出っ張った部分をオス実、凹んだ部分をメス実と言います。
イラストのようにオス実にフロアーネイルを打ち込み、メス実をそこに嵌め込みます。
イラストではフローリング同志がぴったりとくっついていますが、実際にくっつけて貼ってしまうと問題が発生します。
フローリングは空気の乾燥・湿潤によって収縮します。
ぴったりとくっつけて施工すると、延びたフローリング同志が干渉し『うぐいす貼り』のようにギシギシと鳴ってしまいます。
また隙間を開けすぎれば、縮んだ際に実が外れてしまいます。
外れないまでも、隙間が大きすぎればゴミも入ってしまうし、見栄えも良くありません。
そこで、一定の隙間を確保するために『パッキン』を挟みながらフローリングを貼っている訳です。
制振ゴムは厚さ6mmのフェルトとアスファルトシートの複合材です。
膝裏への衝撃を吸収し、歩行による疲れを軽減したり、転倒時の安全性を高める効果もあります。
写真は、ユニットバスを設置する部屋の壁に石膏ボードを張った様子です。
準防火地域に建てる3階建ての建物では、こうした『耐火被覆』が求められる事があります。
これも、イザという時に避難時間を稼ぐために必要な施工です。
最後に、汚水配管に気密テープを貼っている写真です。
見学会まであと3日です。
さらにペースを上げないといけませんね。
posted by Asset Red
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