開けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
おかげさまで、のんびりとしたお正月を送ることができました。
新年の抱負は明日のブログで述べさせていただくとして、今回は『とある築古のRC造マンション』での一泊をちょっとだけ書いてみたいと思います。
集合住宅は、戸建住宅と違い両隣および上下階に別の住戸があるため、それらが留守宅でもない限り戸建て住宅に比べて暖かいのが普通です。
また気密性能も一般的な戸建て住宅に比較して高いのも、暖かい理由になると思います。
ただし、古い建物の場合は単板ガラスを嵌めたアルミサッシやスチール製の玄関ドアが当たり前となっていて、結露の発生や暖かさを損なう原因となっています。
それを補う為に様々な暖房器具が活躍しているのが普通ですよね。
このお宅でも、エアコンやFF式のガス暖房機および電気式パネルヒーターが大活躍。
リビングや各居室の暖房器具は24℃に設定されていました。
写真は、寝室の様子を撮ったものです。
24℃に設定されたエアコンは30℃近くになっていました。
障子を嵌めた窓の温度は18℃位でしょうか。
床・壁・天井は大体20℃位になっていました。
『コールドドラフト』の影響でしょうか?布団に入っていても、窓際は結構寒く感じました。
寝間着は普段と同じでした。薄いスゥエットの上下だけです。
敷き布団とシーツの間には羊毛パッドが敷かれ、ふかふかの毛布と薄い掛け布団を掛けて寝ました。
朝方、寒く感じて起きてみると掛け布団を蹴飛ばしていました。暑く感じていたのかもしれません。
障子って、案外断熱性能高いですね。朝になって、障子を開けて見るとガラスは結露でビショビショになっていました。
無暖房の廊下はこんな感じです。
床・壁・天井とも、16℃位になっています。
玄関ドアの周りだけが、10℃位になっていました。
廊下の足跡は風呂上りの私のスリッパ跡となります。
こちらは脱衣所の様子を撮ったものです。
真ん中の熱源は電気式パネルヒーターです。22℃くらいになっていました。
床・壁・天井は20℃位、パネルヒーター裏は16℃位になっています。
浴室の様子は取りませんでした。
脱衣所に比べて、少し低かったと思います。
でも、床にかけ湯をすれば済む程度でした。
それよりも、浴槽に張ったお湯が凄い勢いで冷えていくのにびっくりしました。
追い炊き機能が無いため、高温足し湯を頻繁にしないとすぐにぬるくなってしまいます。
断熱浴槽の有難味を改めて感じました。
我が家の浴槽の場合、39℃で張ったお湯が翌朝30℃位になっています。
残り湯を洗濯に使っているんですが、その気になれば追い炊きを少しするだけで適温になります。
たった一晩でしたが、我が家の快適さを実感できて良かったと思います。
でも以前に住んでいた古い木造戸建て住宅に比べれば、集合住宅って暖かいですよね。
これは構造による違いというよりも、外皮の占める割合が大きいからだと思います。
以前、比較的新しいRC造の集合住宅に住んだ経験があります。
離れ小島のような平面計画で、四方に隣家はありません。
おまけに、上下階も未入居という状況です。
ようするに、全面(100%)が外皮状況です。戸建て住宅と変わりありません。
これが、木造住宅であればすぐに暖かくなったと思います。木造とRCの違いはここにあります。
熱容量の大きいコンクリートに蓄えられた冷えが、床・壁・天井・窓からシンシンと伝わってきました。
エアコンや電気ストーブを慌ててつけると、壁・天井に結露が発生し、なかなか無くなりませんでした。
躯体が温まるまで暖房効果が出ないのが、熱容量の大きい建物の欠点であり長所でもあります。
一旦温まれば、暖房を切ってもしばらく暖かさが続きます。
また、夏の涼しさも同様です。
新年早々、まとまらない話になってしまいました。
結論です。
築古と言えども、集合住宅はそこそこ暖かい!
ただし、燃費性能が良いとは限らない。
最近の『高性能ではない戸建て住宅』と比べてどうなんでしょうか?
比較してみたいですね。
機会があれば、サーモカメラで覗いてみたいと思います。
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posted by Hoppy Red
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