比較的築浅の戸建住宅でした。

本日、リフォームのお話を聞かせていただいたのは、築11年の戸建住宅(2階建て)でした。

パワービルダーの設計・施工した建売住宅との事でした。

2階部分は手を付けず、1階部分の内装リフレッシュと一部設備の更新をメインに、使い勝手の悪い部分を直したいというご要望です。

構造は2×4工法。(残念ながら、耐力壁の位置は不明です。)

とにかく寒い家でした。

リビングはエアコンと電気ヒーターのダブル暖房で、暖かくなっていましたが玄関および廊下は外と変わりません。

キッチンです。

家電や照明の熱と、エアコンの吹き出しで割と暖かくなっているのがわかります。

でも、床温が低く足裏が冷たく感じました。

 

窓を見ると、レースカーテンとウッドブラインドが取り付けてありました。

見事にコールドドラフトを起こしています。

窓はアルミ製、複層ガラスのようですね。(空気層は16mmくらいありそうです。)

ラベルを見ると、三協アルミのノイスタRでした。(樹脂嵌合サッシのようですね。防露サッシとでも言えば良いのでしょうか?)

結露は発生していませんでしたが、手を近づけてみるとヒヤッとしました。

2社ほど大手リフォーム会社にお声掛けしているようで、お持ちの資料を見せていただきました。

床断熱材はスタイロフォーム(厚さは30mm程度?)でした。

扉を隔てた廊下とは別世界のような暖かさです。

廊下の床は10℃程度しかありません。

玄関ドアに至っては、5℃にもなっていません。

2階は暖かいそうですが、1階は寒くて仕方ないと仰っていました。

お客様からのオーダーはありませんでしたが、なんとか予算をやり繰りして、床及び窓の断熱性能を上げたいと思います。

頭寒足熱ならばまだしも、足寒の環境は快適ではありません。

健康にだってよくありませんから・・・。

上図は、高知県ゆず原町で10年間に渡り行われた調査結果です。

室温が約2℃違うだけで、10年後の発病リスクに大きな差が出るそうですよ。

また、深夜0時の寝室温度が18℃を下回る住宅では、そうでない住宅に比べて10年後に高血圧を発症するリスクは7倍近くになる事もわかっているようです。

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posted by  Assed Red

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