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『FPの家 I邸』
いよいよ石膏ボード張りが始まりました。
写真は窓枠と躯体の間の隙間に現場発泡ウレタンを充填したところを撮ったものです。
この後、切削して躯体と平らにします。
そしてアルミテープを貼り、気密性を確保。
その上から石膏ボードを貼ります。
写真は階段室廻りの壁に厚さ12.5mmの強化石膏ボードを張ったところを撮影したものです。
こちらは、天井に張った厚さ15.0mmの強化石膏ボードを撮りました。
一般的な2階建ての場合、壁には厚さ12.5mmの石膏ボード、天井には厚さ9.5mmの石膏ボードを張ります。
石膏ボードは多くの建築現場で使われている、廉価で防火性の高い建材です。
合板と9.5mm・12.5mmの石膏ボードに火を当てて、穴が開く時間を比べた映像を下に貼りつけました。
是非ご覧いただき、その性能差をご確認ください。
http://www.yoshino-gypsum.com/sekkou/video_01.html
石膏ボードに穴が開くまでの時間は、9.5mmで10分、12.5mmで20分となっています。
合板の8分と比べると、その差は歴然です。
弊社の場合ご注文を承る地域のほとんどは準防火地域となっています。
必然的にそこに建てる3階建ては準耐火構造。
壁には厚さ12.5mmの強化石膏ボード、天井には厚さ15mmの強化石膏ボードを使用します。
強化石膏ボードって、普通の石膏ボードとどう違うんでしょうか?
調べてみると、こんな事が書いてありました。
強化石膏ボードとは石膏ボードの芯にあたる部分に無機繊維材料を混入したもので、欧米においては、一般にタイ プX(Special fire-resistant)と呼ばれ、普通の石膏ボードより高い防火性能を有します。
わが国では一般に強化ボードと呼んでいますが、建築物の防火安全性を確保する上で、防火構造・準耐火構造・耐火構造の材料として使用されている製品です。
防火性能を向上させていると書かれている割には、どの位向上しているのかは書かれていません。
先程の映像では、3mmの違いが10分の差になっていました。
12.5mmと15.0mmの差も3mmです。20分+10分で30分になっていればいいんですけど・・・。
少なくても普通の石膏ボードよりは高性能なんでしょうね。
ちなみに、一般的な2階建ての住宅は『防火構造』と言われています。
そして、準防火地域に建つ3階建ての住宅は『準耐火構造』となります。
どちらも、火災時の安全性をそれなりに踏まえた性能を確保出来ているようですが、火災保険に加入する際の費用は随分と違うようですよ。
保険会社によって差異はありますが、半分近くになるものもあるようです。
最近では、2階建ての住宅においても『省令準耐火構造』にして火災保険の費用を準耐火構造と同等に抑えるケースも増えているようですね。
耐震しかり、断熱しかり、最近は住宅に関する様々な性能向上が求められています。
住宅密集地と言われる練馬・板橋地区で家を建てようとするのなら、しっかりとした耐火・防火性能は確保したいですよね。
石膏ボードと火災に関する映像を貼っておきます。時間がある方はご確認ください。
http://www.gypsumboard-a.or.jp/video/
そうそう、チェリーの無垢フロアーの施工も始まりました。
こんな感じです。
なかなかいい感じですよね。
もうひとつ、ご報告があります。
この現場から、外壁の遮熱透湿防水シートを従来も製品から『シルバータイベック』に変更しています。
F&Pのロゴ入りです。
もちろん『20年保証品』。
従来の製品に比べて、保証期間が10年も延びました。
遮熱性能も若干向上しています。
長期に渡り雨漏りの無い家づくりを実現するためのマイナーチェンジとご理解ください。
posted by Assed Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分