blog
お恥ずかしい話ですが・・・。
昨日は弊社の定休日でした。
休日をのんびりと過ごすはずだったんですが・・・。
我が家で午前中に起きたプチトラブル。
皆様の参考になるかも知れません。
大雑把にご紹介します。
まずは、昨日の状況を説明します。
①妻が1階トイレの清掃を行っていた。
②1階洗面所では全自動洗濯機が回っていた。
③1階浴室の浴槽には、昨夜の残り湯が満タンになっていた。
④私は2階で洗濯物を干したり、取り込んだ洗濯物を畳んだりしていた。
我が家では、よくある風景です。
でも、ここでトラブルが発生します。
妻の私を呼ぶ声でスタートです。
1階洗面所に行くと、洗面所の床は水浸し。
事情を聴くと、妻が浴槽の水を抜こうと排水ボタンを押しただけとの事。
浴室・洗面所の床は一面の水溜り状態。今にも廊下に溢れ出そうになっていました。
まずは排水栓を戻し、床にありったけのタオルを敷き詰め、廊下への漏水を防ぎました。
そして、手桶を使い浴室床に溜まった水を浴槽に戻しました。
これで、最悪の状況を脱する事が出来ました。
浴槽の水位はほぼ満タンのまま。排水管にはほぼ流れていない事になります。
詳しく事情を聴くと、トイレの清掃で大量のトイレクイックルを流したようです。
我が家のトイレは節水型になっています。
最近、多いですよね。節水タイプのトイレの排水詰まり。
従来のトイレが排水に使用する水量は18リットル程度だったそうです。
でも、こうしたタイプのトイレでは5~6リットル、最新のものはもっと少ない場合もあるとか・・・。
トイレットペーパーを多めに流すだけで詰まっちゃうんですよね。
省エネかもしれないけど、これも困ります。
詰まった場合は、先に吸盤のついた器具を使います。
ラバーカップというようです。
こんな器具です。
最近の方はあまり目にした事がないかも知れませんね。
弊社には常時準備してありますから、詰まった際にはこれを持って出動します。
使い方は簡単です。
特別難しいものではありませんが、ちょっとしたコツがあります。
「静かに押して、力を入れてグッと引く」です。
1.
洗面台に用いる場合、オーバーフロー口(水の溢れを防ぐ穴)を雑巾で塞いでください。この穴が塞がっていないとラバーカップの効果がでません。
でも、このような詰まり方であれば
「水が流れない。」
「なんとかしてくれ!」
で済むんですよね。
我が家では、もっとひどい事になっていた訳です。
我が家のトイレは、一般的なロータンク式ではなく水道管直結タイプになっています。
ロータンクに水が溜まるのを待つ必要もない為、連続排水が可能です。
沢山のトイレクイックルを流そうと、どんどん水を流したんでしょうね。
ここで、我が家の床下について簡単に説明します。
キッチンの排水は単独で床下から基礎の外に流れていくようになっています。
浴室の排水は洗面所を経由します。
ここで、化粧台排水と洗濯機排水が合流するようになっています。
さらにトイレからの排水も合流し、基礎の外に流れます。
最後は浄化槽を経て、道路にある側溝に排出されます。
本下水ではありません。
「どんな田舎なんだよ・・・。」と思った方もいるのではないでしょうか?
意外と田舎から通勤しているんです・・・。
話を戻しましょう。
正常な排水管は、「からっぽの筒」ですから、汚水が流れる際に水と空気がスムーズに動き、入れ替わります。
しかし、排水管の内側に汚れがへばり着いて部分的に細くなってしまうと、汚水が流れた時に、細くなってしまった部分で水流が瞬間的に停滞します。
その結果、排水管内部の水量が増してパイプ内の圧力が上がり、圧縮された空気が圧力の低い方へと抜けてゆきます。
その時に発生する気泡が、あのボコボコ音の原因です。
その他、例えばお風呂と洗面所など、複数の排水管が床下でつながっている場合、お風呂の水を流した時に発生したボコボコ音が、排水管の中で共鳴し、同じ配管ルートに接続されている洗面所などの別の場所で聞こえる場合もあります。
我が家の場合がこれに当たります。
トイレクイックルが一時的に抵抗(障害物)になり、排水管の中に水が充満していたと推測されます。
おそらく、ボコボコ音がしていたと思われます。
でも聞き逃していたんでしょうね。
排水管の中の空気は、ほぼゼロとなり流れなくなりました。
庭の浄化槽の中を覗いてみましたが、排水口から水し流れていません。やはり途中で止まっているようですね。
生憎、我が家にラバーカップはありません。
排水管の中に空気を入れるために、化粧台の排水トラップを外す事にしました。
成功です。
ボコボコ音がして、急速に水が流れていきます。
ホッとしました。
でも、この後が大変でした。
お風呂の清掃・洗面所の清掃・・・。
洗濯機を動かしたり、化粧台の排水トラップを繋いだり・・・。
水気は残したくないですからね。乾燥期で良かったですよ。
夏であればカビの心配がありますから・・・。
そうそう、思わぬ発見がありました。
洗面所の床に設けられた『床下点検口』です。
水溜りの底にあった訳ですから、当然中を点検しました。
上フタと中フタの間に若干の水が漏れていましたが、中フタをあけてみても基礎には水が流れていませんでした。
気密性が高い物を採用しているんですが、まさかこれほど良いとは思いませんでした。
慌てていて、写真は撮れませんでした。面目ない・・・。
皆さんも気を付けて下さいね。
節水型トイレをご使用の方!
トイレットペーパーの使い過ぎは厳禁ですよ。
ましてや、厚手のトイレクイックルは危険です。
流す前にしばらく時間をおいてください。
水にふやけて流れやすくなります。
固い便が出た時にも注意が必要です。
流れない場合があるそうですね。
トイレメーカーの方がおっしゃっていました。
排水詰まりのクレームが増えているそうです。
恥を忍んで、ご報告しました。
posted by Assed Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分