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『FPの家/I邸』
ようやく、外部の工事が始まりました。
久し振りのモルタル下地ジョリパット仕上げとなります。
車庫の天井も無事完了です。
写真は、遮熱透湿防水シートの上に取り付けられた通気胴縁を撮ったものです。
455mm間隔に取付られた、厚さ18mmの防腐処理を施した胴縁ですが、いつもと何かが違いませんか?
そうです。
胴縁と胴縁の間に樹脂製の部材が取り付けられています。
補助胴縁といいます。厚さも18mmあります。
土台水切の上に取り付けられた『防虫ベンツ』です。
胴縁同志の間は外壁材と躯体の間にに18mmの空気の通り道(通気層)が出来ます。
ここを躯体から排出される湿った空気は上に昇り、軒裏換気口や小屋裏換気口から排出されます。
また、外壁材を通り越して侵入した雨水はそのまま下に落下し土台水切から建物外に排出されます。
この部分がネズミを始め蜘蛛や蝙蝠等の住処になったり、家の中への通路になる事が一部メーカーで問題になっているのはご存知だと思います。
弊社では、ここに防虫ベンツを設置し、雨水や湿った空気は通しつつ、害虫・害獣の侵入を防止しています。
写真は軒天ボードと破風板および軒天換気口を撮ったものです。
通気層が軒天の中に通じているのが見えるでしょうか。
外壁がサイディング張りの現場であれば、樹脂製の補助胴縁は施工しません。
木製胴縁の上に、取付金物を設置し、サイディングを張ります。
でも今回は、モルタル塗りの上にジョリパットで仕上げる現場です。
通気胴縁および補助胴縁の上に、更に透湿防水シートを重ね張りします。
2重防水ということですね。
そして、この上にメタルラスを張っていきます。
ラス網が取付完了するのは、来週の7日位でしょうか?
その後、モルタル塗りの工事が始まります。
モルタルを塗り込むと、透湿防水シートが押されて通気層が小さくなる事があります。
通気層が小さければ、満足に湿気の除去や雨水の排出を行う事が出来ません。
これを防ぎ、十分な通気層の確保をするのが補助胴縁の役割のようですね。
室内では、大工さんが最後の追い上げをしています。
階段の化粧格子の施工も終わりました。
仕上がるのが楽しみですね。
posted by Assed Red
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