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昨日、ご入居後1年目を迎えたOB宅にお邪魔してきました。
定期巡回サービスが目的です。
取り立てて不具合は発生していませんでしたし、住み心地もご満足いただけているご様子にホッと胸を撫で下ろす思いでした。
クリア塗装の建具もいい感じで変色しています。
把手の廻りが黒ずんでいます。
「ご入居時に差し上げたクリーナーで拭くときれいになりますよ。」
簡単なアドバイスをさせていただきました。
毎度毎度のことなんですが、木製建具及び金属製建具の建付調整は必要なんですよね。
金属製建具の調整は、引違窓の網戸の建付不良です。
どうやら何かの拍子に体のどこかをぶつけてしまったようですね。
網戸の戸車が、レールから外れていました。
+ドライバーを使って、戸先にある外れ止めを解除。
網戸を持ち上げ、レールに戸車を乗せます。
+ドライバーを戸先にある高さ調整用のビスに当て、建付を調整します。
慣れれば簡単な作業です。
木製建具の調整は、ドアの建付とラッチ調整でした。
いい機会なので、ウッドワンの場合の調整方法を説明したいと思います。
まずは「ラッチ受け」の調整方法です。
ラツチ受けとは、建具枠の吊元と反対側にある、四角い穴の事です。
ここに扉についたラッチが入る事で、扉が閉まります。
扉を閉めた際に、ガタガタと前後に動くような場合はこの調整が必要です。
イラストのように固定ネジとスライド板で構成されています。
まずは固定ネジを+ドライバーで緩めます。
スライド板を矢印の方向に動かせば、ラッチ受けの幅が広がります。
戸先のラッチがラッチ受けに入らず閉めた扉が開いてしまうケースは、これで直ります。
また、反対の方向に動かせばラッチ受けの幅は狭くなります。
閉めた扉が前後にガタガタ動くケースはこれで直ります。
最後に、固定用ネジをしっかりと締め直してください。
続いて、調整蝶番の調整の仕方です。
ドア枠と扉の間隔が均等でない場合や、ドアがドア枠よりも出っ張ってしまう場合など、色々な調整をする事が可能です。
専用の六角レンチが必要となります。
基本は全て同じです。
蝶番のドア枠側にある蝶番を調整します。
まず固定ネジを六角レンチで緩めます。
そして、前後調整ネジや左右調整ネジを左右に回します。
調整が終わったら、固定ネジを締めて完了です。
ドアの上下調整は、上下調整ネジを回すことでできますが今回は割愛させていただきました。
慣れないうちは、一回で直す事は出来ません。
何回か緩めたり締めたりを繰り返す事になるでしょう。
でも勘がつかめて来れば簡単に直すことができます。
定期巡回サービスの直前に試してみるのはいかがでしょうか?
もしうまくいかなくても、私が直すことができますから安心です。
まずはチャレンジする事をお勧めします。
posted by Assed Red
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