今日もOB宅訪問でした。

『FPの家/H邸』

ご入居後、5回目の定期巡回サービスです。

本日午後一番、顔を出してきました。

まずは建物の廻りをぐるっと一回り。

特に問題はありません。

続いて家の中に入らせて頂き、建具の建付けをチェックします。

トイレのドアレバーのぐらつきが1か所。

片引き戸の引手のぐらつきが2か所。

どちらも簡単に完了です。

片引き戸の建付不良も、戸車の高さを変えて調整完了しました。

ご主人に不具合がないか聞いてみました。

2階バルコニーの掃出しサッシの具合が良くないようですね。

症状を聞いてみると、クレセント部分からの隙間風が気になるとの事。

早速、クレセントの調整をしました。

同じような引違窓は他にもあるのに、ここだけが隙間風を感じるようです。

原因はすぐにわかりました。

開け閉めの頻度が高いため、クレセントの受け金具が動いてしまったようですね。

受け金具の位置を調整し、ついでにクレセントの引き寄せ度合を強めにしてきました。

小さいお子様が2人いるご家庭です。

ドアレバーや階段手すりにぶら下がったりしてるのかも知れませんね。

階段の壁に取り付けられた連続手すりのジョイント部分が緩んでガタついていました。

簡単に修理方法をご紹介します。

ここがジョイント部分です。

金具の左右に木製手摺が取り付けられています。

ここを強く引っ張ると1~2mm位でしょうか、ガタガタします。

まずは壁に取り付いている部分の樹脂カバーを外します。

ビスの頭が上にひとつ、下に3つ出てきました。

下のビスには触らないでください。

上のビスをドライバーで緩めます。

金具上部のカバーが開きかけているのが、少しだけ見えると思います。

カバーを外した状態です。

ナットが2つ見えると思います。

このナットが緩むと、手摺棒がガタつくようになります。

ここにミニスパナをあて、左側のナットは手前に回します。反対に右側のナットは奥に向かって回します。

しつかりと締めたら、カバーをかぶせ固定ネジを締めます。

最後に樹脂カバーをかぶせば作業完了です。

使用する工具は、ミニスパナと+ドライバーです。

樹脂カバーを開けるのに、先の小さな-ドライバーがあると楽かもしれません。

機会があったら、やってみましょう。

家の中は均等な温度になっていて、暖かかったですよ。

毎年毎年、子供たちの成長には目を見張るものがありますね。

あんなに小さかった子ども達がいつの間にか元気に走り回っています。

自分が歳をとるはずですよね・・・。

陽当たりがあまり良い家ではないので、どうすれば陽光を導入できるかという質問がありました。

日射取得による暖房費の削減が目的ではなく、照明のいらない環境にしたいようです。

断熱性能が悪く結露を招く恐れがあるため、弊社では屋根に天窓を取り付けないようにしています。

断熱・気密蓋を内側に設ける方法もあるようですね。

これを開ける事で日射取得を可能にしつつ、閉める事で断熱・気密性能を損ねる事はないという魔法の扉です。

既成品には無いようなので、工夫を凝らしてつくるしかないようです。

SE構法の家では『オープンルーフ』と言う製品を販売しているそうですが、グループ外には販売していないようだし・・・。

写真を見ると、確かにフタが付いていますよね。電動で開閉が出来るようです。

『スカイライトチューブ』という、陽光を反射しつつ室内に導入できるダクトの事も話しました。

上のイラストおよび写真が、スカイライトチューブです。

私自身、使った事が無いので、具体的な話は出来ませんでした。

屋根やバルコニーに穴を開けたくはないので、集光部とダクトを設置する煙突を外壁に取り付けるようなイメージになります。

施工のポイントは、いかに雨仕舞が良く耐震強度を落とさずに出来るかになると思われます。

お金もそれなりに掛かりそうだし・・・。

取りあえず、真っ黒に変色したリビングの掃出窓から見えるブロック塀を白く塗装する事をお勧めしました。

話は隣地にある、お母さま所有の空き家の処遇にまで及びました。

話は尽きませんね。ついつい夢中になってしまいます。

 

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posted by Assed Red

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