家庭のエネルギーを考えてみましょう!(続々)

日本は、エネルギーの92.1%を石油や石炭・天然ガスといった化石エネルギーに頼っています。

化石エネルギーは植物や動物の死骸が地層の中で1億年以上もの時間を掛けて変化したもので、限りある貴重な資源です。

また先のパリ条約においては、地球温暖化対策としてその使用を中止せざるを得ない事を世界中で確認されました。

福島の事故を体験した今、原子力発電に頼る訳にもいきませんよね。

出典:資源エネルギー庁「平成26年度エネルギー需給実績(確報)」

再生可能エネルギー等が発展するのを待つだけでいいのでしょうか?

まずは、省エネです。

今出来る事から始めてみましょう。

前回のバスルーム編に引き続き、リビング・トイレ編をご紹介します。

①暖房の設定温度を2℃下げる。

②冷房の設定温度を28℃にする。

③1日1時間テレビを消す。

④暖房は早めにスイッチを切る。

これだけの事をするだけでも

年間3533円の光熱費を節約する事が出来ます。

また、CO2の排出量も82.3㎏削減できるそうですよ。

その他

⑤省エネタイプの電球を選ぶことで年間2170円/60.5㎏

⑥省エネタイプのエアコンを選べば、年間3500円/97.5㎏

⑦使わない時に温水洗浄便座のフタを閉めれば年間814円/22.7㎏

⑧節水タイプの便器を選べば、年間2908円/4.1㎏

の節約が出来るようです。

ただし、健康のため冬季の室温を19℃以上に保つことは忘れないでください。

光熱費は削減出来ても生涯の医療費・保険費等が増加しては意味がありません。

こんなチェックシートがあります。

 

あなたもチェックしてみたらどうでしょうか。

今回で、このシリーズは終了です。

キッチン編・バスルーム編・リビング・トイレ編で提案された全てを実践する事で、どの位の省エネになったと思いますか?

年間の節約金額は120821円/CO2削減量は2241㎏になります。

樹木は、地球温暖化の原因となるCO2を吸収・固定する事が知られています。

例えば、ブナの木1本当たりのCO2吸収量は約5㎏です。

先程の試算によれば、年間の削減量は2241㎏ですから

2241㎏/5㎏≒448本のブナの木に相当するようですね。

化石燃料の使用量を減らす。

樹木を増やす。

どちらも、地球環境の維持にとって効果の期待できる方法です。

東京ガス「ウルトラ省エネハンドブック」の中から記事を抜粋してご紹介しました。

 

https://www.assetfor.co.jp

posted by Assed Red

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