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休日を利用して、苦行の旅に出掛けてきました。
家族はルンルン、私は渋々・・・。
とにかく
人・人・人・・・・・。
気温は低いけど、お日様の影響で日向はポカポカだったんですよ。
でも、時折吹く強風。
この時ばかりは、風の冷たさに参りました。
ご存知でしょうか?
風が吹いていなければ、人の体の周りには体温で暖められた空気の層が出来ています。
この空気の層の断熱効果で、人は自分の体を寒さから守っているんです。
大昔から毛皮を持っていない人間は、寒くなれば火を利用したり、服を重ね着して体の周りの空気の層の温度を上げていました。
住宅も、そういう意味で衣服と同じですよね。(建物の外側を外皮なんて言い方もしますし・・・。)
ところが、風が吹いて空気の層が吹き飛ばされると、体温はどんどん奪われていくのです。
これが、風によって体感温度が下がる理由です。
体感温度とは、気温とは違い実際に感じる温度を言います。
室温は高いんだけど、なんだか寒い気がする・・・。
なんて事ありますよね。
こんな時は、何らかの理由によって体感温度が低い事になります。
まずは風の速さの目安を挙げておきましょう。
風速10m〜15mのやや強い風は、風に向かって歩きにくく、傘がさせない状態で、木々が揺れ電線が鳴っています。
風速15m〜20mの強い風になると、風に向かって歩けず転倒の恐れがあり、小枝が折れるほどです。
風速が10mを超える風なんて、めったにありませんよね。
ちなみに昨日のディズニーランドの風速は0.6m/s~2.6m/sくらいでした。
風によって体感温度は下がり、冬の屋外や雪山でなくとも、扇風機の風や冷房の風があたる状態で寝込んでしまうと、体調によっては命の危険にさらされてしまいます。
基本的には風速1mで1℃下がるそうですよ。
という事は昨日のディズニーランドは実際の気温よりも0.6~2.6℃くらいは寒く感じたという事ですね。
夜のシンデレラ城周りの気温は6℃を下回っていました。
風速は2.6mくらい。
何故わかるかと言えば、ケストレルを持っているからです。
気温・湿度・風速等々、いつでも測る事が出来ます。
体の感覚と実際の数値を合わせる努力は普段からしていないと、中々身に付ける事ができないんですよね。
話を戻します。
この時の体感温度は6℃-2.6℃ですから3.4℃になります。
でも、実際はもっと寒く感じる筈なんです。
何故って、道路が冷たくなっていたから。
体感温度は、大雑把に言うと
(気温+表面温度)/2
になります。
この時の道路温度は-4.8℃でした。
何故わかるの?
と思った方もいるかもしれませんね。
サーモカメラも持っていました。
これを覗けば表面温度を測る事が可能です。
この時の周りの空気温度は6℃です。
表面温度は-4.8℃。
体感温度は0.6℃になってしまいます。
ここから2.6℃を差し引いたら、なんと-2℃・・・。
寒いはずですよね。
寒いから、早く帰ろうよ・・・。
口に出すことはありませんでしたが・・・。
もちろん、娘の防寒対策はバッチリでした。
寒い思いをしたのは、大人です。
自業自得・・・。
明らかな準備不足。
冬のネズミ王国を舐めていました。
冬の防寒対策、気を付けましょう。
風と表面温度も意識してくださいね。
posted by Hoppy Red
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