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『FPの家 T邸』
無事上棟しました。
気持ち良い青空でしたね。
気温は14.6℃
相対湿度は30.9%
絶好の上棟日和と言いたいところですが、風が強かったですよね。
この時は0.9m/Sでしたが、強い時は2.3m/Sもありました。
みんな、特に気にする事も無く作業を続けていましたが・・・。
上棟の様子はこんな感じでした。
まずは1階部分の柱を立てました。
前回のブログでもお伝えしましたが、今回の上棟には重機を使用しませんでした。
敷地内に設置する余裕もありませんし、前面道路に設置すれば全面通行止めになってしまいます。
そこで『ガーターレール』の出番となりました。
ガーターレールです。
足場の奥行方向にレールが取り付けられ、そこにスライド式の梁が掛けられてれています。
梁の下には電動ウインチが下げられ、梁に沿って巾方向に動かす事が可能です。
電動ウインチは手元のリモコンで上下自在です。
梁を吊り、ウインチについている紐を引いて運びたい所まで運びます。
重たい梁を揚げるのもラクチンです。
梁を揚げ、柱の先端にあるホゾを梁の下側にあいたホゾ穴に挿しこみます。
掛け矢で叩いて、梁の下側が柱の上端に付くまで落とし込みます。
2階床梁の取付が終わったら、金物を締めます。
写真は羽子板ボルト、梁の仕口部分に取付ます。
金物の取付が終わったら、1階部分の建入検査を行います。
防風下振りを柱に括り付け、下振りが十字の中心に来ているかを確認します。
柱が垂直に立っていないと、下振りの先は十字の中心から離れています。
こんな時は写真のような道具を使って垂直に直します。
まず先端を梁の下端に当て、もう一方の先端を土台に固定します。
柄は右に回せば長くなり、左に回せば短くなるので、下振りを見ながら柄を回す事で垂直にする事が出来るんです。
垂直が確認出来たら『仮筋違』を梁と柱に取付け、固定します。
後日『筋違』を取付けるまでの間、取り付ける『仮り』の筋違だから仮筋違と言うんでしょうね。
この作業を柱の通り毎に任意の場所で確認します。
(この作業を各階で行う事で、全ての柱の垂直を確認出来ます。)
建入検査が終わったら、厚さ28mmのネダノン合板を敷き込みます。
そうそう、今回の現場も国産材を多用しています。
柱は国産杉の集成材。
梁は国産杉と米松のハイブリッド集成材および米松の集成材
土台は国産檜の芯持ちKD(人口乾燥材)
今後も可能な限り、国産材を使っていきたいと考えています。
2階床にネダノン合板を敷いたら、柱を立て、梁を掛けていきます。
北側斜線(高度地区斜線)のお蔭で、モヤ下がりがあるため斜め梁も至るところにあります。
施工が大変なんですよね。
建て方班が作業を進めている間に大工は金物を締めていきます。
ここで搬入車両が入ってきました。
トラックが入ると道路はこんな感じです。歩行者が歩くのが精一杯の状況です。
こんなパイロンを作りました。
搬入車両が入っている間は、これを道路の入り口に立てて地元の方が車で入らないように注意喚起します。
入って大型車があったら、バックで出ないとならないので危険です。
近隣挨拶の際に地元の方から要請があったため、毎回立てるようにしています。
ハガラ材の搬入が終わると、次は屋根パネルを積んだトラックが来ました。
さあ、パネルリレーの始まりです。
一枚一枚、手で運び揚げました。
残念ながら、ガーターレールは足場の外では使えないんですよ・・・。
この後、屋根下地の野地合板も手で揚げました。
良い運動になりましたよ。
さあ、いよいよ小屋組です。
ここでも斜め梁で手を焼いてしまいました。
無事、棟揚げ完了です。
祝上棟、おめでとうございます。
posted by Assed Red
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