燃焼型暖房機器の色々

まだまだ、暖房の必要な時期が続きますね。

我が家でもエアコンによる暖房を行っていますが、今朝は少しだけ寒く感じました。

私の寝室は2階にあります。(一人で寝ています。)

2階には3部屋ありますが、エアコンは1台しか動いていません。

ちなみに温度設定は21℃になっています。(義母が数日前から泊まっているので、少し高めの設定です。)

いつもなら、2階で寝るのは私一人。

寝室のドアも開けっ放しです。

洗濯物を干す場所に成り下がっているバルコニー前の部屋(以前の夫婦の寝室)のエアコンがのんびり回っているだけで快適なんです。

今はここがゲストルームです。

今回であれば、義母の寝室になります。

流石にドアを開けっ放しという訳にはいきませんよね・・・。

寝室のエアコンをつければいいんですが、試してみたくなったんですよね。

1台のエアコンで、各部屋のドアを閉め切って、どの位の温度になるんだろう?

結果はまあまあでした。

エアコンなし。窓にはレースカーテンすら掛かっていません。

この状況で、17℃を下回る事はありませんでした。

薄いスエットをパジャマにして、薄い毛布一枚で寝ていても問題ありません。

(いつもは毛布を蹴飛ばして、手足を出して寝ています。さすがに明け方になって毛布を掛ける羽目になりましたが・・・。)

ドアを開けて廊下に出れば、廊下の温度は20℃以上あります。

1階のLDKのドアを開けてありますから、暖気が回っているようです。

もちろん、2.2kwの廉価タイプのエアコンしか採用していません。

ところで、暖房には色々な方式がありますよね。

例えば

①エアコン

②温水暖房(電気式・ガス式・ヒートポンプ式等)

③電気ストーブ

④電気蓄熱式暖房

⑤ペレットストーブ

⑥密閉式暖房(FF式ストーブ)

⑦半密閉式暖房

⑧解放式暖房

⑨最近では輻射暖房パネルヒーターなんてものも普及してきました。

それぞれに特徴がありますが、⑧を採用する場合には、特に気をつけなければならない点があります。

①燃焼ガスにより健康を害する場合があります。

室内の酸素を燃焼するため、酸素の欠乏を起こす危険があります。

また不完全燃焼時には一酸化炭素中毒を引き起こす事もあります。

一酸化炭素は血液中のヘモグロビン(Hb)との親和性が極めて高く、酸素の200倍以上の親和力でHbと結合し、一酸化炭素ヘモグロビンを形成します。

このためHbは酸素の運搬ができなくなります。

しかも一酸化炭素ヘモグロビンは、単に酸素を運搬しないというだけでありません。

残ったHbの酸素親和性を増し、同量のHbを失った貧血よりも組織への酸素供給が著しく減少します。

一酸化炭素中毒は、石油の不完全燃焼や火災・自殺のための自動車の排気ガスの引き込みなどで発生します。

近年、都市ガスが石炭ガスから一酸化炭素をほとんど含まない天然ガスに切り替えられ、一酸化炭素中毒は減少しました。

それでも全中毒死亡の過半数を占めています。

一酸化炭素中毒は全身の低酸素症で、まず酸素需要の多い脳が障害されます。

②二酸化炭素を大量に放出します。

例えば、8畳間(容積30㎥)で灯油1.0リットルを燃焼させます。

この時の二酸化炭素放出量は約0.13㎥。二酸化炭素濃度は0.5%上昇します。

一般的な限度は0.1%(1000ppm)と言われていますから、5倍も上昇する事になりますね。

地球温度化の原因物質と言われ、目の敵にされているのが二酸化炭素です。

益々燃焼系暖房機の需要は減る事になりそうです。

③水蒸気を大量に放出します。

同様に8畳間(容積30㎥)で灯油1.0リットルを燃焼させた時の水蒸気の放出量はおよそ110gとなります。

室温20℃の時の飽和水蒸気量は17.3g/㎥です。

容積30㎥の部屋では、519gの水蒸気か上限となります。

仮に相対湿度が40%の場合の水蒸気量は207.6gとなります。

これに110gのストーブからの水蒸気が加わると、合計317.6g。相対湿度は61.2%になります。

一般的には快適湿度の範囲は40~60%と言われています。

少し過湿気味ですかね。

室温は高いけど床や壁が冷たい(表面温度が低い)家の場合は注意も必要です。

壁の温度が8.7℃しかないなんて家もありますよね。

こんな家では、壁に近づくとゾクゾク寒気がします。

室温8.7℃の空気の飽和水蒸気量は8.65g/㎥ですから全部で259.5gになります。

合計317.6gの水蒸気量は、相対湿度122.32%に相当します。

つまり58.1g分の水蒸気が結露する事になります。

これを放っておけば、カビの原因になりますよね。

①②③を防ぐためには、換気を充分に行うしかありません。

「せっかく暖めた空気を排出するのが勿体ない。」

と言う方は、開放型暖房機の使用は避けるべきだと思います。

 

手元に湿度計を置き、こまめに湿度ゃ温度をコントロールするのって大変ですよね。

計画換気やエアコンによる暖房が増えるのも納得です。

 

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posted by Assed Red

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