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昔の窓と今の窓では、断熱性能が違います。
左から
従来から使われていたアルミ窓+単板ガラス
アルミ窓+複層ガラス
アルミと樹脂の複合窓+複層ガラス
樹脂窓+複層ガラス
樹脂窓+トリプルガラス
の熱還流率を示しています。
熱貫流率とは熱の伝えやすさを表す数値です。
値が小さい程、断熱性能が優れています。
昔窓に比べて最近の窓は、断熱性能が7倍にも上がっているんですね。
断熱性能の高い樹脂窓ですが、どの位のシェアになっていると思いますか?
欧米では普及が進んでいる樹脂窓ですが、日本での普及率はわずか15%に過ぎません。
その要因は、断熱性能への意識や断熱基準の違いによるところが大きいと考えられています。
あまりの低さにビックリするやら、あきれるやら・・・。
開いた口が閉まりません。
反対に、複層ガラスの普及率は年々増加しています。
2006年以降は、ほぼ全ての新築住宅が複層ガラスを採用されています。
また、特殊な金属膜をコーティングしたLow-E複層ガラスも7割り以上の新築戸建住宅で採用されています。
昔から比べれば7倍もの断熱性能を確保した高性能窓ですが、それでも壁の断熱性能と比較するとまだまだのレベルなんです。
4つの中で一番高性能な樹脂窓+トリプルガラスでさえも、厚さ55mmの住宅用グラスウール相当です。
弊社が標準採用している硬質ウレタンフォームであれば、わずか29mm分の断熱性能しかないんです。
窓を大きくする事で、通風・採光が行えます。
それにより、夏場の採涼や冬場の日射取得が可能となります。
照明器具やエアコンの利用時間を減らす事で、光熱費の圧縮も可能です。
でも上手に設計しなければ、断熱性能低下を引き起こし冬寒い家になってしまいます。
反対に、夏の日射を遮蔽する事が出来ず暑い家にもなるでしょう。
カーテン・ブラインドや、庇・すだれ・グリーンカーテン等を上手に活用する事は重要ですが
まずは窓の性能を高めましょう。
場合によっては数を制限する事も重要です。
夏涼しく冬暖かい家をつくるには、窓の選択と設計が大切です。
YKKapの資料を元に、書いてみました。
posted by Assed Red
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