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続きです。
前回、アップするのを忘れていた写真があります。
あまり丁寧とも思えない、グラスウールの施工です。
これをサーモカメラで覗くとこんな感じになります。
施工中の物件です。
室内温度は外気温度とほぼ同じなのは仕方ありません。
でも、わかる事もあるんです。
繊維系の断熱材は施工方法で断熱性能が大きく異なります。
サーモ画像と上の写真を見比べると、断熱材が柱面よりも引っ込んでいる部分の温度が低い事がわかります。
断熱・気密施工は施工者の習熟度と管理者の施工管理で性能が大きく変わるんですよね。
とても怖い話だと思いませんか?
上の画像は、電気配線の為に断熱材がきれいに納まっていない部分を撮りました。
やっぱり温度ムラが出ていますね。
入隅部分の熱橋は、ある程度仕方ないですよね。
こちらの写真はモデルハウスのサーモ画像です。
かなり暖かいのがわかると思います。
ちなみに窓は樹脂窓トリプルガラスになっています。
ただし南側の窓については、敢えて樹脂窓複層ガラス(日射取得タイプ)にしているそうです。
サーモ画像を見ても、かなりの日射を得られているようですね。
充填+付加断熱仕様になっています。
付加断熱は硬質ウレタンボード70mm。
それでも入隅部分の熱橋は無くなりません。
窓暖かいですね。まるでヒーターのようです。
窓下にある床ガラリから暖気が上がっているので、コールドドラフトは全くありません。
徐寒対策が非常にうまくいっている事例です。
床下の熱源機から離れた位置にある床グリルの画像です。
温度は約20℃になっています。
こちらは熱源機近くのグリル画像です。
温度は約29℃、かなり高温になっています。
施工中の現場で多く見かけたのが、こんなポストでした。
玄関の壁にポストの投入口が取り付けてあり、郵便物を家の中から取り出せるタイプです。
現在流通している口金(投入口)は気密・断熱性能がほぼ確保できない為、弊社ではこのような施工は諦めていただいています。
温熱環境がより厳しい北海道なのに、どうして・・・?
外が寒いから、なるべく外に出たくないんでしょうね。
では、どうやって気密・断熱性能を確保しているんでしょうか?
その答えをモデルハウスで見る事が出来ました。
こんな木の箱を作り、扉の4周に気密パッキンを取付けています。
またハンドルもグレモン錠になっていて、しっかりと締めることが出来ました。
なるほど・・・。
若干断熱不足ではあるようですが・・・。
建具や細かい納まりなど、拘りもたくさんありましたよ。
この後は、株式会社キムラのモデルハウスを見学しました。
前回北海道に来た際に見学した建物です。
以前にブログでご紹介させていただきましたので、今回は割愛させていただきます。
この日は、同行した工務店の方々と親睦会を行いました。
美味しい料理とサッポロビールクラシック。
充分満喫する事ができました。
つづく・・・。
posted by Assed Red
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