高齢者ほど・・・

住宅断熱化と健康に関する調査の中間報告がまとめられました。

その内容は以下の通りです。

1753人の有効サンプルを用い、飲酒・年齢・塩分摂取等の影響を考慮した上で分析した結果によれば

冬季の朝に室温が10℃低いと、血圧が7.3mmHg高いことがわかりました。

さらに年齢が10歳上がると血圧は8.8mmHg高くなり、高齢者ほど室温低下による血圧上昇が大きい傾向が見られることもわかりました。

また断熱改修を行った住まい(121件)に暮らす165人の血圧を改修前後で比較したところ、室温が上がることで血圧が低下する傾向も確認されています。

この他にも、寒い家に住んでいる人は入浴事故リスクが高いとされる熱めの湯温(42℃以上)で入浴する割合が高く、居間または脱衣所の平均室温が18℃未満の住宅では、18℃以上の住宅に比べ熱めの入浴をする人の割合が1.8倍になっていることがわかりました。

消費者庁は、湯温41℃以下で10分未満に浴槽から出ることを『安全な入浴方法』として推奨しています。

事故リスクを減らし安全性を高めるためにも、是非この方法を実行しましょう。

同調査は、国土交通省の『スマートウェルネス住宅等推進事業』により

住宅の断熱化が居住者の健康に与える影響を検証する目的で2014年度から実施されています。

医療・福祉系の研究者と建築系の研究者が共同で取り組む国内初の規模を誇るものです。

断熱改修を予定する全国約1800件の住宅に住む約3600人を対象に、改修前後で居住者の血圧や身体活動量の変化などを4カ年に渡り調べます。

今回の中間報告は2015年度までに改修前調査を実施した2759人(うち改修後調査を実施したのは165人)から得られたデーターをもとにしていますが、さらにデーターを集め、医学的検証を深めていくことでしょう。

事業が終了する2018年度以降も追跡調査を行う準備も進められているようです。

最後に得られつつある知見を4つご紹介します。

①冬季において起床時室温が低いほど、血圧が高くなる傾向が見られた。

②高齢者ほど、室温と血圧との関連が強い事が認められた。

③断熱改修によって室温が上昇し、それに伴い居住者の血圧も低下する傾向が確認された。

④居間または脱衣所の室温が18℃未満の住宅では、入浴事故リスクが高いとされる熱め入浴の確率が高い。

暖かい家で暮らせば、健康になることがどんどん実証されています。

「勿体ないから、暖房エネルギーは極力使わない。」

なんて言っている人がいます。

こうした行為を省エネだと思っているようですね。

でも医療費や保険費用、病気による遺失利益等を考えると『ちっとも省エネではありません。』

こうした省エネもどきを我慢のエネと言います。

暖房代や断熱改修費をケチって、膨大な医療費を溝に捨てる・・・。

そろそろ『我慢の小エネ』を卒業するべきではないでしょうか!

 

https://www.assetfor.co.jp

posted by Asset Red

所:東京都練馬区北町2-13-11   

電話:03-3550-1311  

東武東上線 東武練馬駅下車5分 

練馬・板橋で注文住宅を建てるならアセットフォーへ資料請求
練馬・板橋で注文住宅を建てるならアセットフォーの見学会へ
  • 練馬・板橋で注文住宅を建てるアセットフォーのFacebook
練馬・板橋で注文住宅を建てるアセットフォーのホームページTOPへ