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朝のブログでは、思い切り鉄の家の悪口を書いてしまいました。
でも、鉄骨系ハウスメーカーの多くが既に木の家にシフトをしつつあるという現実を見れば皆さんも納得いただけるのではないでしょうか。
木の家には、いくつかの工法があります。
中でも一番有名なのが『木造軸組工法』でしょう。
我が国において、古くから培われてきた伝統的な木造建築の手法を簡略化・発展させた工法です。
在来工法とも呼ばれて、その普及は昭和初期からと言われています。
鉄筋とコンクリートで基礎を作り、その上に木の土台を設置します。
そこに柱を立て、梁を渡し、柱と柱の間には筋違を入れて補強します。
屋根・床・壁の順番でつくりため、工事中の雨対策も取りやすいのも特長です。
元となった伝統工法では、継手や仕口といった手法で木を組み合わせて接合していました。
でも当工法では金物による補強を採りいれ、簡略化を果たしています。
フレキシビリティーが高く、変形した土地や狭い土地に適しています。
弊社が採用しているのは、この工法です。
最近、少しずつ増えているのが『木造ラーメン工法』でしょうか。
ラーメンとはドイツ語で額縁の事。
柱と梁で構成された長方形の骨組みの接合部分を剛接合します。
ラーメン工法は、鉄筋コンクリート建築では最も普及した工法です。
そのしくみを応用したものが、木造ラーメン工法です。
鉄骨の代わりになる木材には集成材を使います。
柱と梁だけで自立するため、耐力壁は要りません。
柱のない大きな空間も可能となります。
上記の2つの工法が柱と梁の線で家を支えるのに対して、床や壁などの面で支えるのが、『木造枠組工法』です。
2×4工法や2×6工法と言った方がわかりやすいかもしれませんね。
4面の壁と床・天井の合計6面で構成されています。
他に伝統工法や木質プレファブ工法なんてものもあります。
いずれの工法を採用しても、鉄骨の家に比べれば断熱性の高い建物をつくりやすくなります。
でも、施工者の選択を間違えてしまえば意味がありません。
昨日の基調講演では特に話も出ませんでしたが、断熱施工と気密・防湿施工はセットで考えなければいけません。
今回は、ここまでで終わりです。
posted by Asset Red
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