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建築基準法は『基準』という単語が入っているせいか
『最適基準』を定めていると誤解している方が多いようです。
その第一条(目的)には
「この法律は、建築物の敷地・構造・設備および用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命・健康および財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする」
とあります。
要するに、実際には『最低の基準』を定めているに過ぎない訳です。
住宅の質的転換を求められるようになった昨今、私達は『最低の基準』に則った家ではなく、『最適の基準』を求める必要があるのではないでしょうか。
住宅の耐震性を含めた安全性を確保する『最適の基準』とは、きちんと構造計算(例えば許容応力度計算)をすることです。
地震大国日本に住む私達にとっての家づくりで見落とせないのは、大地震の災害によって被害を蒙る人を一人でも少なくすることです。
つまり倒壊しない家を建てること、大地震の際にも家が倒れなければ命が助かる可能性は非常に高くなります。
もちろん地震が収まってからの生活の基盤を確保することも出来ます。
まして無くなった家のローンを抱えることもありません。
現在は構造計算を求められていない『4号建築物』ですが、構造計算を義務付け、それを審査・検証するシステムを早急に構築すべきではないでしょうか。
ご家族の安心な暮らしを守るための家で、人間の命を奪うことがあってはなりません。
構造計算の全棟実施は、人の命を奪わない家を建てるための『最低の基準』です。
『最適の基準』を実行していくために、まずは構造計算を『最低の基準』にすべきではないでしょうか?
posted by Asset Red
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