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窓の断熱性能は
ガラスの断熱性能とフレームの断熱性能により決定します。
「窓に近づくと寒気がする。」
「窓の結露がひどい。」
なんてことは、窓の断熱性能を高める事で解決します。
窓の断熱性能を如何にして高めるか。
これって重要です。
うれしい事に、最近は窓に関する情報も多く見かけるようになりました。
そこで何回かに分けて、ガラスの断熱性能について書きたいと思います。
HEAT20設計ガイドブック+PLUS
に書かれた内容が中心となります。
まず第一回はガラスの断熱性を高める要素というお話です。
ガラスの断熱性能を向上させるには、ガラスを多層化することが有効です。
1枚より2枚、2枚よりも3枚。
ガラスの枚数を増やすほど、断熱性能が上がります。
最近では、5枚ガラスの窓も発売されているんです。驚きです。
ガラスの熱伝導率(熱の伝わりやすさを示す値です。値が小さいほど熱を通しにくいことを示します。)をご存知でしょうか?
その値は1.0W/m・K。
ちなみに天然木材の値は0.16W/m・Kですから、ガラスは天然木材の6.25倍も熱を通す素材ということになります。
シングルガラスの窓が寒いのは当たり前ですね・・・。
だからガラスを多層化する。
2層ガラスはペアガラスとか複層ガラスなんて言われています。
3層ガラスはトリプルガラス、ここまでが一般的なガラスでしょうか。
多層化を前提としたうえで、より断熱性を向上させるためには
Low-E膜の種類
中空層の厚さ
中空層の気体の種類
周辺部のスペーサーの種類
を検討する必要があります。
次回は特殊金属膜の低放射効果というお話です。
引き続き、お付き合いください。
よろしくお願いします。
posted by Asset Red
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