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GW休暇も4日目。
何日か硬い話が続いたので、今回は軽い話を書きたいと思います。
植物は絶えず侵入しようとする有害な微生物や昆虫から身を守るため、植物自身が作り出す芳香物質を持っています。
ロシア語で、植物と殺すを意味する『フィトン・チッド』がそれであり、殺菌効果と防腐効果を持っていると言われています。
針葉樹のソレは広葉樹のソレの6倍も多いとか・・・。
6~8月の森林は、フィトン・チッドの放散が多い時期であり、森林浴にはぴったりの季節のようですね。
ブナという木をご存知でしょうか?
世界遺産に登録された秋田県の白神山地のブナ林は、有名な保護林です。
ブナ科ブナ属 落葉広葉樹。
北海道南部から本州・四国・九州に産し、山の奥地に多く生育します。南限は鹿児島県高隈山。
流通量が極めて少ないため、現在は、ヨーロッパからの輸入材である、同属のビーチを広く使用しています。
こんな木にも殺菌成分が多く存在します。
『日局クレオソート』がソレ。
大気を浄化する作用もあり、呼吸器疾患などにも効果があると言います。
『正露丸』の主成分としても有名なんだとか・・・。
一般に「クレオソ-ト」と呼ばれているものには二種類あります。
一つは医薬用の日本薬局方 木クレオソ-ト(植物由来)。
木酢液と言った方がわかりやすいかも。
もう一つは日本工業規格(JIS)クレオソ-ト油(石炭クレオソート、鉱物由来)です。
後者の方が有名かもしれません。
以前は防腐剤としても使用されていましたが、発癌性が高いことから最近は使われなくなりました。
その呼称が類似しているため、両者があたかも同じものであるかのように誤解されそうですが、両者はその原料・成分及び用途が全く異なる物質です。
クレオソート油の臭いを嗅いでも気分が悪くなるばかりで、体に良いとは思えません・・・。
木って不思議ですよね。
知れば知るほど、魅力が増してきます。
もつと知りたいと思いませんか?
posted by Hoppy Red
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