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偶然でしょうか?
昨日は、シロアリに関する質問を2件も受けました。
1件目は、弊社事務所に打ち合わせでみえていた方。
そして2件目は、妻のママ友です。
前者はアメリカカンザイシロアリに関するものであり、後者はシロアリの群飛に関するものでした。
アメリカカンザイシロアリについては、以前に書いたことがあるので割愛します。
ご興味のある方は以下のブログをご確認ください。
http://blog.goo.ne.jp/assetfor/e/b9386c44b470f4ad29d3c805414cc3dc
『群飛』という言葉をご存知でしょうか?
一般に昆虫などが多数群れて飛ぶことをいいます。
夏になると蚊柱をよく見掛けますが、これも群飛のひとつです。
群飛の多くは生殖に関係していると言います。
アリやシロアリでは生殖期に多数の有翅(ゆうし)の雄や雌が群飛を行い、空中または地上で交尾をするが、これらは結婚飛行と呼ばれています。
白蟻の羽アリは、ニンフの最後の脱皮により生まれる羽のある白蟻です。
数年に一度、決まった時期に羽アリが大量に飛び出します。(これを群飛といいます。)
多くの方はこの現象で白蟻の被害に気付くようですね。
群飛後に羽アリはその羽を落とし新しい場所で営巣を始め、生殖虫(王・女王)となり、新しいコロニーを形成します。
白蟻の羽アリは、種類によって発生時期が異なります。
下記は、通常羽アリが飛ぶと言われている時期です。
九州など温暖な場所ではこれよりも1ヵ月程度早く、東北などは下記より1ヵ月程度遅くなる場合があります。
ヤマトシロアリ・・・4月下旬〜5月中旬の午前中の雨上がり
イエシロアリ・・・6月〜7月の夕刻から夜にかけて
アメリカカンザイシロアリ・・・6月〜9月の日中
少量の羽アリが長期間に渡り少しずつ群飛するが、温暖な真冬日にも目撃の報告もあり
この時期に群飛があるとすれば、ヤマトシロアリの羽蟻ということになります。
黒蟻とシロアリの羽蟻の違いはこんな感じです。
ずん胴でくびれのないボディ
前後の羽の大きさが同じ
触覚が数珠状
がシロアリの特徴です。
身体が白い訳ではありません。
ちなみにイエシロアリとヤマトシロアリの違いは、こうなります。
シロアリの群飛を見掛けたら、念のためご自宅の基礎を確認してみましょう。
写真のような『蟻道』を見掛けたら問題です。
蟻道とは呼んで字のごとく『アリの道』の事です。
シロアリが土や排泄物・餌の食べかすで作った『餌場へ向かうトンネル』のことなんです。
シロアリは光や乾燥を嫌いますので、地中から餌の木材までの道のりに蟻道という道路を作り、その中を行き来します。
シロアリ被害を見つける場合も、この蟻道の発見が肝心です。
見付けたら、すぐにご連絡ください。
健康被害の起こりにくい『ホウ酸』によるシロアリ駆除をお勧めします。
posted by Asset Red
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