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本日の練馬・板橋は一日中雨が降っています。
沖縄では、梅雨入りした模様。
現場を預かる人間としては、喜べない状況が近づいています・・・。
『FPの家 T邸』
昨日のうちに屋根パネルを入れ、野地合板を張り、ブルーシートによる『雨養生』も済ませてあります。
まずは、一安心。
でも風が強いと、シートがばたついて近隣から『音クレーム』が来る事もありますから油断は出来ません。
風が強く吹かない事を願います。
朝一番、防腐・防蟻処理も終わりました。
弊社でも、ホウ酸を採用しています。
でも、未だ『全構造処理』は採用したことがありません。
イラストは『ボロンdeガード工法』の施工範囲とホウ酸換算濃度を示したもの。
従来の標準的な防腐・防蟻処理は基礎天端から1.0mまでを施工します。
シロアリの侵入リスクが高い場合は、1階部分全てを施工することもあります。
どちらも、その対象は『ヤマトシロアリ』と『イエシロアリ』および『木材腐朽菌』となります。
弊社の施工エリアである練馬区・板橋区の場合、今の所『アメリカカンザイシロアリ』の被害はそれほど多くありません。
でも、被害の多い中野区は割と近くなんですよね。
いつまでも、被害が出ない保証はありません。
アメリカカンザイシロアリを防ぐためには、従来のシロアリ対策では不十分。
『全構造処理』が必要です。
費用もそれなりに掛かりますが、その分安心です。
15年保証もついています。
そろそろ、採用を検討する時期に来ていると思います。
雨のため外回りの作業は出来ませんので、大工さんも構造金物の取付を中心に作業を進めます。
写真は建前の後に取付けた、火打ち金物&木製火打ちです。
タルキ留め金物や羽子板ボルト・六角ボルトなどの金物も、建て方の際に取付けてしまいます。
こうした金物はプレカットの段階で穴が開いてきますし、取付の必要な個所もほぼ決まっています。
永年の経験で、いちいち図面を見ることもなくスピーディーに施工を終える事が出来るんです。
でも柱頭・柱脚金物や短冊金物、カスガイなどの金物は構造図面を見ながら、その指示に従って取付けなければなりません。
ただ闇雲に取り付けるのではなく、許容応力度計算により求められた引き抜き荷重に応じた金物を、効果の高い場所に取付ける必要がある訳です。
また、金物ごとに定められた取付方法や取付位置を守る必要もあります。
取付ける大工さんも必死なら、チェックする監督も必死。
瑕疵保険の検査員や確認審査機関の審査員も同様です。
よりわかりやすい図面を作成し、お互いがチェックしやすいようにしなければなりません。
筋違や面材耐力壁も同様です。
留め付ける釘の種類と本数、その間隔、留め方等が細かく決められています。
「俺は大丈夫!」
「大工の経験と勘で勝負だ。」
昔の大工さんの中には、こんな事言ってる方もいました。
でも最近の大工さんは
「図面に書いてなければ、わからないよ。」
「いつもと違うみたいだけど、これでいいの?」
あくまでも、図面を頼りに施工を行っています。
時代が変わりましたね。
月曜日は晴れるようです。
暑いのは困りますが、やっぱり晴れている方が気持ちよく作業を行えると思います。
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