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重力換気という言葉をご存知でしょうか?
イラストのように高い所に窓を設けることで、夏季天井に溜まった熱気を排出することが出来る。
最近は、こんな説明文をよく目にするようになりました。
上の窓と下の窓の距離(高さ)が離れているほど、より効果的に空気の入替えが行えます。
天井の高いリビングや吹き抜け・階段に適した換気方法というのが一般的な意見でしょう。
「風の弱い日に窓を開けても、充分な換気を行えない。」
なんて感じている方は、部屋の上下2か所の窓を開けることで重力換気を行えます。
大きな高低差が無くたって、それなりに効果は期待できるんです。
でも、それなりの時間は必要です。
下図は解析ソフトによるシュミレーション画像。
窓の近くの空気や湿気から入れ替わりが始まり、徐々に部屋全体の換気が行われている様子がわかります。
目安としては、換気回数1~2回/時間程度といったところでしょうか。
30分から1時間も開けておけば、湿気も低下するようですね。
カビ対策にも有効です。
ただし、室外の温度・湿度が室内の温度・湿度よりも低い時に限ります。
室外の温度・湿度が高い時には、窓による換気はお勧めできません。
早朝や深夜に行うのが理想的です。
自然の恵みを活かすのが、パッシブライフです。
小さいエネルギーで快適な暮らしが可能です。
でも、パッシブライフをエンジョイするためにはアクティブな生活スタイルが必要です。
こまめに窓を開け閉めしたり、カーテンを上げ下げしたり。
グリーンカーテンの世話も大変です。
でも、そんな生活を楽しめるゆとりがいいですよね。
posted by Asset Red
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