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今日の練馬・板橋は曇時々晴れ
昨日とは、打って変わって蒸し暑い日となりました。
家庭の消費エネルギーの内訳を見ると、給湯の占める割合はおよそ31%。思ったよりも大きいですよね。
これに自然エネルギーを活かさない手は無いと思いませんか?
太陽熱を利用する給湯システムの導入は、省エネルギーの観点から見ても有効な手段です。
住宅に採用される給湯設備の熱源は、ガス・石油・電気および自然エネルギーの4つに分類されます。
このうち自然エネルギーである太陽熱を利用した給湯設備は、1970年代のオイルショック以降の長い歴史と実績を有しています。
現在においても給湯における、最も有効な省エネルギー手段の1つと言えるでしょう。
太陽熱給湯は他のシステムと比べ、太陽熱給湯装置にかかるコスト分だけ初期投資が高くなります。
でも設置後は大幅に運用資金が削減でき、適切に設置する事で初期投資分も装置寿命の間に回収する事が可能です。
太陽熱給湯設備には『太陽熱温水器』と『ソーラーシステム』に大別されます。
前者は太陽熱で水を直接加熱する方式で、簡便で初期投資が少ないのがメリットです。
ただし冬季は凍結防止の為に水抜きをする必要があるので集熱する事が出来ません。
屋根の上に大きな装置を置くため、耐震的にも不利となります。
後者は不凍液を循環させて集熱する方式で、冬季も集熱が可能です。
設備が複雑になり、初期投資が高くなります。
また運転時に不凍液の循環に電力を消費するため、前者に比べると消費電力が大きくなります。
冬の日照時間の少ない地域であっても、温暖地であればどちらも通年で十分な省エネ効果が得られるでしょう。
太陽熱給湯設備は、太陽熱を集める『集熱部』と暖められた湯を蓄える『貯湯部』から構成されます。
このうち集熱部の面積は集熱量の多少に最も影響を与えます。
日射が限られている地域では、より多くの集熱面積が必要となります。
補助熱源として、ガス・石油給湯機に接続するのが一般的です。
『FPの家 T邸』
本日、集熱パネルを屋根の上に載せています。
足場に2連梯子を掛け、集熱パネルを搬入しています。
屋根の上には既に架台が据え付けられていて、これに集熱パネルを固定します。
今回採用したのは、矢崎のエコソーラータイプⅡ 。
ソーラーシステムになります。
2.0㎡タイプを3枚、合計6.0㎡分載せました。
補助熱源は都市ガスを利用したエコジョーズ(潜熱回収型省エネ給湯器)を採用。
こんなイメージになります。
その特徴は
①太陽熱利用機器では業界初の『設計耐用年数20年』を実現しました。
②いざという時も安心です。貯湯タンクで非常用水を確保できます。
③貯湯タンク内の水を清潔に保つため、高耐圧ステンレスタンクを採用しています。
④重い貯湯タンクを地上に設置するため、屋根上が軽くなり安全です。
今回は、貯湯タンク・エコジョーズともに設置していません。
残りは足場を撤去し、水道配管を終わらせて土間コンクリートを打設してからの工事となります。
ご家庭にてエコソーラータイプⅡを設置した場合(Lモードにて静岡市、傾斜角度:真南30°での算出結果)の節約具合は以下の通り。
1年間に削減できる二酸化炭素はおよそ549㎏、スギの木に換算すると約39本分になります。
LPガスの節約金額は、パネル6㎡で66000円。
20年を寿命とすれば、20年×6.6万円で132万円の節約になります。
仮にガス代が上がらないとしても、充分元は取れそうですね。
陽当たりも良いし、もっと節約できるかもしれませんね。
太陽光発電もいいけど、太陽熱利用もお得です。
屋根面積が小さい場合
屋根に電柱や木の影が射す場合
など、太陽光発電が難しい場合は是非ご検討ください。
posted by Asset Red
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