換気の必要性

計画換気はどうして必要なんでしょうか?

昔の家は隙間だらけ。

自然換気が行われていました。

でも、汚れた空気と一緒に暖められた空気も捨てていました。

だから昨今の家は、健康・省エネを確保することを目的に、高断熱化を図るようになりました。

アルミサッシの普及や真壁造から大壁造への変遷等、気密化もそれなりに進んでいます。

隙間の少なくなった家では、窓を開けて換気するしかないですよね。

自然換気は室内外の温度差がある時や、ある程度の風がある時に限って能力を発揮します。

つまり室内外温度差が無い場合や風が吹いていない場合は、空気が動くこともなく換気は行われない。ということです。

窓を開けたからといって、うまく風が抜けるとも限りません。

雨が降っている時や、強い風が吹いている時は開けにくいですよね。

換気がうまくいかないと・・・

室内には生活臭が残り、その臭いは建物に付着するかも知れません。

本来であればすぐに排出すべき

一酸化炭素

二酸化炭素

窒素酸化物

ダニの死骸

浮遊塵

観葉植物の農薬

洋服の防虫剤

蚊取線香の煙

煙草の煙

などの室内空気汚染物質・有害物質を留めてしまいます。

ホルムアルデヒドのように喘息の発作を引き起こす物質に囲まれた生活なんて、考えただけでゾッとします。

このような環境では、健康な生活を送るのは不可能です。

二酸化炭素の濃度と人体への影響を示すデーターです。

わずか0.1%を超えると、呼吸器・循環器・大脳に影響がみられるそうです。

ビル管理法建築物環境衛生管理基準では0.1%に定められています。

窒素酸化物濃度と人体への影響を示したデーターです。

これらは待ったなしで人体へ影響を与えます。

確実に室外へ排出しなければ、健康を害することになる事を肝に銘じましょう。

室内で発生する水蒸気も問題です。

結露・カビの原因になります。

表面に発生するそれは拭き取ればいいですが、壁や床下・天井の中で発生していてもどうにも出来ません。

まして雨の日や湿度の高い時期に窓を開けたりすれば、わざわざ水蒸気を室内に採り入れているようなものです。

外気の湿度と室内の湿度を正確に把握し、室内の湿度が高い時に限って窓を開ける事が重要です。

自然換気ってお金もかからないし、なんとなく健康的なイメージがありますよね。

でも実際は

新鮮空気を採り入れられていなかったり

不要な水蒸気を採り入れてたり

臭いや埃

エアコンの室外機で暖められた空気

等を採り入れてる事になりかねません。

「だったら、窓は開けない。」

「換気なんか止める。」

止めてください。

換気は大切です。

シックハウス法が施工されて以来、被害はそれほど変わっていないそうです。

原因物質を含む建材は著しく減少し、身の回りから無くなっている筈。

それなのに被害が減っていないのは、換気を怠る人が減らないからだと思われます。

計画換気のスイッチを入れましょう。

電気代は勿体ないかもしれません。

でも、シックハウスで体調を悪くするよりはマシですよね。

 

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