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今日の練馬・板橋も暑いですよー。
でも湿度は思ったほど高くもないので、日陰に入れば結構快適です。
風もそこそこ入ってきます・・・。
弊社OBの方々も、そろそろエアコンの稼働を考えているようですね。
最近になって、エアコンに関する電話が増えてきました。
『FPの家 N邸』
カースペースに設置したエアコンの室外機を移動したいという電話を戴きました。
どうやら、カーポート屋根を設置するようです。
サポート柱に当たらないように配管を延長する事にしました。
朝一番、職人さんと待ち合わせをしました。
工事前の室外機です。
建物から60cmほど離して設置していました。
既存配管および電気配線を外し、室外機を一旦わきに移動しました。
冷媒管(銅管)をバーナーであぶり、既存の管に新しい管を蝋付します。
蝋付とは『ろう材』と呼ばれる接着剤を使って行う金属接合のことです。
接合する製品を溶かすことなく、接合することができます。
接合する材料に比べ、やや融点の低い材料を用いて、間隙に流入を行い接合します。
接合する部材を溶かすことが無い点が『溶接』とは異なる利点です。
新旧銅管は同じ口径ですから、どちらかの管の先端を拡げなければ管を入れる事ができません。
銅管の口径を大きくする道具があるんですね。
今回、初めて見ました。
拡げた銅管の中に銅管を挿しこみ、接合部を蝋付する訳です。
ていねいな施工をしていただきました。
でも、ピンホールがあっても困ります。
何度も目視して、接着漏れの無い事を確認しました。
延長した銅管に断熱材を取付け、ナイロンテープを巻き付けます。
冷媒管を室外機に接続します。
エアコンは室内機と室外機を接続した冷媒配管内を真空にする必要があります。
真空となった配管内には、エアコン使用時に室外機に入っている冷媒ガスが循環します。
もし、冷媒配管内に空気や不純物が入ったままエアコンを使ってしまうと、エアコンの内部に詰まったり配管に傷をつけたりして、故障の原因となります。
設置時に配管内に入ってしまった空気は、エアパージ・真空引き・真空乾燥などの方法で抜かなければなりません。
今回は真空ポンプを使った『真空引き』です。
10分程度ポンプを作動させ、冷媒管内の空気を抜きました。
配管接続部のカバーを取付け
室外機を壁沿いに設置しました。
試験運転をしばらく行い、問題が無いことを確認して作業完了です。
これで安心して、カーポート屋根の工事を行う事ができます。
作業は45分程度で終わりました。
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