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今日も練馬・板橋は暑かったですよ。
朝方は寒いくらいだったんですけど・・・。
『FPの家 T邸』
電気工事が始まりました。
写真は室内に取付けたスイッチボックス。
この中に電気配線を通し、スイッチを設置します。
電気図面および展開図の指示に従い、ひとつひとつ、丁寧に取り付けます。
取付方法は簡単です。
ボックスに開いた孔から柱に木ネジを留め付けるだけ。
こちらは、外壁廻りのスイッチボックスです。
柱間に壁の厚さいっぱいにウレタン断熱パネルが入っているので、取付方法が少々異なります。
こんな風にパネルに四角い穴を開け、そこに直径20mm程度の穴を開けます。
その上にボックスを被せたのが先程の写真です。
一般的な気密住宅の場合、繊維系断熱材の内側に防湿・気密シートを施工します。
このシートで壁内への水蒸気や空気の侵入を防ぐ訳ですから、そこにスイッチやコンセントを設置する場合には、相当施工には配慮が必要になります。
イラストは、そうした施工を簡略化するための部材の施工要領です。
結構難しそうですよね。
何しろ、繊維系断熱材はフワフワしています。
その上に薄いビニールシートを張って、そこに孔を開けて、部材を取付け、テープで隙間なく貼るなんて無理な話です。
シワひとつあれば、そこから空気は逃げてしまいます。
ビニールの下地が固いボードであれば、テープを貼るのも簡単でしょ?
FPパネルの施工性が高い理由のひとつです。
もっとも、FPパネルの場合はビニールシートの施工は不要ですけど・・・。
だってパネル自体が水蒸気や空気を通しにくく出来ているんですから。
施工が簡単ならば精度も高く出来ます。
一般的な住宅の場合、電気配線は繊維系断熱材と防湿・気密シートの間を通して床や天井に通します。
当然電気配線の分だけ、シートと断熱材の間には隙間が出来ます。
この隙間が断熱欠損となったり、結露の原因になったりすることも・・・。
FPの家の場合は、電気配線は孔を通して、一旦外に出します。
そして穴にウレタンを充填し、アルミテープで気密処理を行います。
その様子は次回報告しますが、こうする事で断熱欠損を最低限に減らす事が可能です。
写真は、換気システム用の給気口の為の穴が開けられたウレタンパネルの様子です。
この穴にパイプを挿しこみ、そこに給気口とウェザーカバーを取付けます。
パイプは中から外に向かって少しだけ勾配がついています。
万が一ウェザーカバーに雨が吹き付け、雨水の侵入があった時に水が中に入らないようにしているんです。
こちらは、エアコンスリーブをパネルの穴に挿した写真です。
これも先程と同じように少しだけ勾配をつけています。
パネルに開けた穴の径はパイプより大きくなっています。
そこにノズルを挿入し、発泡ウレタンをしっかり充填し、アルミテープで気密処理を行います。
その様子も後日、ご報告する事とします。
写真は一般的な繊維系断熱材を使った場合のパイプ周りの気密処理の写真です。
全ての施工が、こんな風にきれいに行われているといいんですが・・・。
電気配線と同時に換気システムの設置およびダクト配管工事も始まりました。
6月11日の構造現場見学会の際には
電気配線や換気配管部分も含めた断熱欠損部の補強と気密処理の様子を、じっくりと見て戴けます。
FPパネルの堅牢さも、直接触れて確かめてください。
安心感が違います。
posted by Asset Red
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