blog
今日と明日はアセットフォーの定休日。
たまには換気の話でも書いてみようかな・・・。
ご存知ですか?
お部屋の空気は、皆さんが思っている以上に汚れています。
昔の日本の住宅は隙間がたくさんありました。
C値(相当隙間面積)で言えば10㎠/㎡くらい。
ハガキ10枚分位の隙間に相当します。
最近の一般的な住宅のC値は5㎠/㎡くらいと言われていますから、隙間の大きさはその2倍。
まさにスカスカ住宅ですよね。
床や壁など、そこら中にある隙間から自然に空気が出入りします。
敢えて『換気』を考える必要もありませんでした。
その代り、春は砂が床にジャリジャリ。
冬は寒さをひたすら我慢しなければなりません・・・。
現在の住宅は高性能サッシや断熱材を採用しています。
外壁には合板を張り、床には合板を捨て張りして耐震性を高めています。
こうした住宅は、好むと好まずに関わらず『ある程度の断熱・気密性能』を確保しています。
部屋の中の空気は、昔の住宅ほど入れ替わりません。
その結果が『換気不足』です。
「窓を開ければいいんじゃない?」
風が、きちんと通り抜ければいいですね。
風向きは変わります。
空気が淀んだままの部屋はありませんか?
雨や強風の日も、開けっ放しに出来ますか?
知り合いのお宅を訪問した際に、独特の臭いを感じたことはありませんか?
ペットの臭い?
カビ?
タバコ?
それらを誤魔化そうとして、芳香剤の匂いがプンプンなんてケースもあるでしょう。
これらは、換気不足が招く『空気の汚れ』のサインです。
つまり、こうした家は空気の質が悪くなっているんです。
埃や塵
トイレや靴箱の臭気
タバコの煙
だけではありません。
内装材や建材に含まれる有機化合物(ホルムアルデヒド等)
一酸化炭素や二酸化炭素
その他の有害な汚染ガス(例えばクローゼットの中の防虫剤や蚊取り線香の煙等)
そして日常生活で発生する水蒸気(呼吸に含まれる水蒸気も含まれます)
これらが空気の質を落としているんです。
これらは、私達が気付かない間に少しずつ濃度を増し、湿疹や呼吸器障害を引き起こす原因となります。
私達が1日に吸っている汚れた空気の量はどの位だと思いますか?
私達が体の中に採り入れる物質の中で室内空気の割合は約57%に当たります。
その量は約18㎏、4畳半の部屋一杯の空気の量に相当します。
その中に汚染物質がウヨウヨしていたら嫌ですよね。
代表的な汚染物質と発生源および体への影響をまとめてみました。
このシーズン多用する、カビとり剤なども汚染空気を発生します。
食べ物のように
「身体に悪いから、やめる!」
という訳にもいきません。
さあ、どうしましょう。
もう、換気に対して無頓着ではいられないでしょ?
posted by Hoppy Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分