ドアが開かなくなったら・・・。

築21年の弊社OBの方から電話を戴きました。

「ドアが開かなくなりました。」

「部屋に入れません。」

どうやら、ドアレバーとラッチの間の金具の経年劣化による摩耗が原因と思われます。

当時の図面を開いてみると、『東洋プライウッド』の枠付き建具を採用している事がわかりました。

数年前に、住友林業クレストと事業統合している会社です。

電話番号を調べ、電話してみました。

「部品供給は出来るけど、修理は行っていません。」との事。

まあ簡単な作業のようだし、自分で直そうと思います。

取り急ぎ部品の手配を済ませ、まずは扉を開けてきました。

その方法を、以下まとめましたので緊急の際にはお試しください。

お電話いただければすぐ対応させて戴きますが、念のため・・・。

①解除に必要と思われる道具

カッターナイフ・ナイフやスプーン・鋼製定規・プラスチック製カード等。

ハンガーのフック部・市販のS字フック・針金の先をS状に曲げたものでも代用できます。

②開錠方法

扉と枠の隙間に用意した道具を挿し込み、扉のハンドル横から枠に出ている金具(ラッチ)を引っ込ませる作業を行います。

上イラストのように、扉が開く側に作業者がいるのが条件です。

手順1.道具を枠と扉の間に挿し込みます。

手順2.ラッチにフックもしくは板状のものを引っ掛け、手前に引きます。

フック状のものであれば、手前に引きます。

板状のものであれば、奥まで挿し込み手前を上に傾けつつ、下に降ろします。

手順3.ラッチが引っ込んだ事を確認したら、そのままドアレバーを引きます。

そのまま扉を閉めてしまうと、また開かなくなってしまいます。

ラッチ穴に詰め物をするか、ラッチをテープで留めて、閉まらないようにしてください。

なお、扉が開く方に作業者がいない場合はこの方法では開けられません。

その際には、弊社までご連絡ください。

さすがに21年も経過すると、色々不具合も出てきますね。

まだ、メーカーに部品在庫があって良かった・・・。

手元に届き次第、修理に伺うつもりです。

 

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