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世の中には大きな錯覚をしたまま固定概念で考えられていることが多々存在します。
材料に対して抱いている先入観をひとまず横に置いて、素直に材料を眺めると意外な側面を知る事が出来ます。
上のイラストでは5種類の材料の断熱性能が同じになる厚さを示しています。
隙間風が入らないか?
表面の肌触りなどによる体感温度や材料自身の表面温度などはどうなのか?
断熱性能以外の部分の影響も無視することは出来ませんが、単に断熱性能だけを考えればイラストのようになるんです。
意外なポイントは、厚さ50mmの木材と厚さ550mmのコンクリートの断熱性能が同じこと。
わずか50mmの厚さの木材は厚さ200mmのれんがや土とも同じ断熱性能を持っています。
これらは『熱伝導率』で比較しています。
コンクリートは耐火性も高く、がっしりと厚く、丈夫でしっかりとした印象ですが、断熱性に関しては全く頼りになりません。
上のイラストでは
ログハウスなどに使われる木材
昔ながらのレンガ・土壁
そして現代建築で使われるコンクリート
というそれぞれの材料を、厚さ100mmのグラスウール10Kと比較してみました。
どれも同じ断熱性能になっています。
コンクリートの場合、実に3200mmの厚みを必要とし、土やれんがの建物であれば1250mm。
鉄骨造の外壁に使われるALCと呼ばれる材料でも、340mmの厚みを必要とします。
ちなみに、『プラチナFPパネル』であればわすが20mmの厚さでOK!
凄いと思いませんか?
秀和システム 刊
堀清孝 著
よくわかる最新断熱・気密の基本と仕組み
から、一部抜粋させていただきました。
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