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吹抜けについて書きたいと思います。
憧れている人も多いですよね。
広々としたリビングと大きな吹抜け。
窓から採り入れた涼風を高所から排出して、室温を下げるパッシブデザインの肝『採風(通風)』にも有効と云われています。
自然の風を誘うには、風や空気の特性を上手に利用する事が必要です。
温度の違いによって空気の流れをつくる『温度差換気』は暖かい空気が上に行く特性を利用する方法です。
でも、外皮の断熱・気密性能を高めてあげないと『快適』とは程遠い環境を作り出すことになってしまいますよ!
季節外れの画像ではありますが、エアコン暖房の場合の断熱性能による上下温度差をみてみましょう。
上図は左から
H4年基準(4078W)
H25年基準(2366W)
HEAT20 G2(1190W)
相当の断熱性能となっています。
それぞれのエアコンの吹き出し温度は、57.8℃・37.9℃・28.2℃となっています。
また上下温度差も、断熱性能があがるほど小さくなることがわかります。
表面温度を見ても、窓からの冷放射の影響に差があることがわかります。
エアコンからの吹き出し空気は吹抜け空間を介して2階に逃げてしまいます。
上下温度差は顕著となり、必要熱の投入量も増大します。
断熱性能を高めることで、2階を含めた空気温度・表面温度とも全体的に均一な状況にすることが可能です。
どの断熱グレードがより快適で省エネなのか?
一目瞭然ですよね。
東大 前研究室
がっかりさせない家づくり
-環境住宅の考え方-
より一部を抜粋させていただきました。
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