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創業以来、弊社が積極的に取り組んできた省エネ住宅づくりの基本は住まいの高断熱・高気密化と機能する換気システムの採用でした。
これにより、暖房・冷房・換気エネルギーの消費量削減を果たす事ができたと自負しています。
でも、生活全般の中に占めるこれらのエネルギーって意外と高くないんです。
上グラフは東京を含む6地区における省エネ基準相当の家のそれぞれの消費エネルギー割合を示しています。
暖冷房と換気を合わせても全体の30%。
その他家電の26%と大差ありません。
これに照明の13%を加えれば39%。
黙って見逃す手は無いですよね。
家電機器の新規購入または買い替えの際に、機能や価格に加え省電力化された製品を選びましょう。
省エネルギー化・省CO2化とランニングコストの低減に繋がります。
東京の一般的な住宅における家電機器のエネルギー消費の割合を下グラフに示しました。
実証実験によって家電機器を実際に運転して得られた消費エネルギーデーターを元に、東京の気候の影響を考慮して算出したものです。
実証実験では、実物大の実験住宅における平均的な家族構成(4人)・所有機器・生活スケジュール・使用状況を想定し、給湯・空調を始め照明・家電機器にいたるおおよそ家庭内で生じるエネルギーの消費や熱の発生を、年間を通じて再現しました。
下グラフが示す、2000年当時は家電機器の年間1次エネルギー消費量は25.3GJでした。
当時は冷蔵庫とテレビ2台で家電機器全体の6割以上を占めていました。
その後、冷蔵庫やテレビを始め多くの家電機器の省エネルギー化が進んだ結果、2010年頃の年間1次エネルギー消費量は2000年比33%減の17.1GJになっています。
また冷蔵庫とテレビ2台が家電機器全体に占める割合は約6割から約4割と少なくなっていることもわかります。
一方、相対的に他の家電機器の割合が多くなっていて、温水暖房便座2台を加えると全体の6割超を示しています。
効率が良くなったとは言え、依然とテレビと冷蔵庫の占める割合は凄いですね。
温水暖房便座も2台合わせると22%。冬だけとは言え見過ごすわけにはいきません。
長時間利用が原因と思われます。
冷蔵庫の開け閉めを減らし、テレビの点けっぱなしを止める。
便座カバーを利用して暖房温度を下げてみる。停めてもいいでしょう。
なによりも、使用者側の工夫が一番なのは言うまでもありません。
冷蔵庫・テレビ・温水暖房便座・電気ポット・洗濯機
これらの機器の選定には、充分な配慮が必要だと思いますよ。
自立循環型住宅への設計ガイドラインより抜粋しました。
posted by Asset Red
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