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今日の練馬・板橋も暑いですよ-。
2日振りの30℃超えです。湿度も高くてイヤになってしまいます。
弊社近くのリフォーム現場、外壁&屋根の断熱工事を行っています。
流石にリフォームには『FPパネル』は採用しません。
柱間や梁間の寸法がマチマチで、特注寸法になってしまい割高になってしまいます。
今回の場合は、外装は一切いじりません。
ピッタリに作られたパネルを叩き入れる際に、外装にひびでも入ったら大事です。
今回、採用したのは『フォームライトSL』。
低密度硬質ウレタンフォームに分類されるそうです。
いわゆる現場発泡ウレタンの仲間ですね。
FPパネルに使われている硬質ウレタンと同じように
ポリオール
イソシアネート
の2液を混ぜて化学反応を起こします。
空気中の水分と反応して。わずか数秒で100倍発泡のウレタンになります。
見ていると面白いですよ。
スプレーで吹き付けられた液体が、急にモコモコと膨れてきます。
ノンフロンで環境に優しく、自身の持つ自己接着性と弾力性により木材の痩せにも追従できるのが特徴です。
一般的な硬質ウレタンは内部に不活性ガスを含んでいます。
この不活性ガスのお蔭で高い断熱性能を得ている訳ですが、反面長い年月の間に不活性ガスが空気に置換することで断熱性能が低下してしまいます。
フォームライトSLの場合は、フォーム内部の99%が空気のため発泡ガスの置換が起きません。
つまり長期に渡り断熱性能の劣化がないんです。
その分、初期の熱伝導率は0.034W/㎡・Kと他の現場発泡ウレタンよりも高くなっていますが・・・。
道路に停められたトラックの荷台には、2つの液体が入ったドラム管とコンプレッサーが積まれています。
ガラガラとうるさい音が気になります。
ここから長いホースが建物に向かっていて、その先にはウレタンを吹きつける職人さんが持つスプレーガンに繋がっています。
まずは養生からスタート。
床や柱・間柱にマスカーおよびテープが貼られます。
養生が終わったら、すかさずスプレー開始です。
野地板の裏にたっぷりと吹き付けています。
壁にもたっぷり・・・。
柱よりもはみ出した分は大きなカッターで平らに削り落とします。
外壁仕上げはモルタル下地吹付仕上げです。
通気層はありません。
現場発泡ウレタンの現場は、原則防湿フィルム施工が必要です。
断面構成を検討し、結露の無いことを確認できればその施工を省略することが出来ます。
早速、結露判定をしてみました。
この上に石膏ボードを貼り、クロスで仕上げてしまえば防水フェルトの裏側が結露してしまいます。
防湿フィルムを貼れば、なんとか結露を防げそうです。
大工さんに防湿フィルム施工をお願いしないとなりせん。
現場は窓を閉めて風が入らない状況です。
ウレタンの反応熱で室温も上昇しています。
上からはウレタンの細かい雨が降ってくるし・・・。
作業環境は最悪です。
作業を行っている職人さん!
適度に休憩を挟みつつ、無理のない施工をお願いします。
posted by Asset Red
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