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マンションから戸建住宅への住み替えをされた方から、こんな話を聴いたことはあのませんか?
「マンションに比べると、戸建住宅は寒い。」
「なんだか、スースーする。」
それって、単に戸建住宅の断熱性能が低いのでは・・・。
マンションと戸建住宅、どちらの方が快適なんでしょうか?
今回は熱損失係数(Q値)による比較を以下の住宅で行ったデーターをご紹介します。
戸建て住宅の床面積は125㎡、マンションの床面積は75㎡となっています。
A・・・平成4年基準の家(等級3)。天井:GW(10K)90/外壁:GW(10K)60/床:GW(10K)45
B・・・標準的な家。天井:GW(10K)100/外壁:GW(10K)75/床:GW(10K)45
C・・・平成11年基準の家(等級4)。天井:GW(10K)200/外壁:GW(10K)110/床:GW(10K)110
D・・・標準的なマンション(等級3)。天井:無し/外壁:GW(10K)25/床:無し
尚、マンションは外気の影響を受けない区画を対象としています。
さあ、比較してみましょう。
上図を見ると、それぞれのQ値は以下の通り。
A・・・3.6W/㎡K
B・・・3.0W/㎡K
C・・・2.5W/㎡K
D・・・1.8W/㎡K
決して高断熱ではない『普通のマンション』であっても、最上階や外端部でない限り(外気の影響を受けない区画でない限り)平成11年基準の家よりもQ値が小さい事がわかります。
マンションの場合は両側および上下の住居に住人が居り、計算対象住戸と同様の冷暖房をしている為、熱損失がありません。
つまり
標準的なマンションから平成11年基準を超える断熱性能を持たない住宅へ転居は、快適性を得る事が出来ないという事。
平成11年基準と言えば、現行基準(H28基準)とほぼ変わらない性能です。つまり温熱等級4(最高等級)という事。
ハウスメーカーが『高断熱を謳う住宅』の大半はこのレベルです。
マンションVS戸建て住宅
結果は、マンションの圧勝という事でしょうか・・・。
あっ!角部屋や最上階の場合のQ値はぐっと下がるため、これには該当しません。
あくまでも条件の良い部屋の話ですから・・・。
気密性の問題でもあります。
マンションのC値は0.6~2.0㎠/㎡なんですって。
ハウスメーカーの家よりも気密性能が良い事になります。
隙間風も少ないんですね。
ご安心ください。
弊社のつくる『FPの家』のQ値は1.6~1.9W/㎡K。
窓の多い場合は同等になってしまいますが、一般的にはマンションよりも快適です。
C値は0.1~0.3㎠/㎡。
計画換気&自然素材多用が、気持ち良い空気を維持してくれます。
音対策もしっかり行っています。
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