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窓は寒さの元です。
外気温の低い夜にはガラス面の温度は低く、ガラスからの冷輻射とガラス面で冷やされた冷たい空気が流れてきて、足元が寒い環境をつくります。
上表は日本の2大ガラスメーカーである『旭硝子』と『日本板硝子』の最新高性能ガラスの性能比較をしたもの。
ずいぶんと違いがあることがわかります。(C社はセントラル硝子ですよね?)
旭硝子の断熱性能重視ガラスと日本板硝子の日射侵入重視のガラス、どちらを使えはいいのでしょうか?
太平洋側では日射取得の多いガラスを採用し、日本海側では熱損失を少なくするガラスを採用するのが一般的でしょう。
燃費プログラムを使って調べてみると、太平洋側は確かにその通り。
南の方ではLow-Eペアガラスよりも普通の単板ガラスの方が、暖房エネルギーが少なくて済む地域だってあるそうです。
でも日本海側では、どちらを使ってもそれほど差がないことも多いんです。
ガーン!
これって、高いガラスをわざわざ使っても、安いガラスで済ませても、効果が変わらないケースもあるという事ですよね。
もちろん、周辺環境・立地条件や日射遮蔽部材の有無によっても大きく変わります。
どのメーカーの、どのガラスを使うのが良いのか?
どのガラスをどの窓に使えば良いのか?
まずはシュミレーションしてみる。
そして、その結果を比較する。
最適解を得る為には、これしかありません。
市ヶ谷出版社 刊
鎌田紀彦 著
燃費半分で暮らす家
より一部抜粋させていただきました。
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